歩行者と自動車のボンネットとの衝突を評価する機能を提供します。
衝突時に歩行者の頭部が車のボンネットのどこに当たるかを把握することで、硬い下部構造との衝突が減少するように設計を変更し、歩行者が自動車と衝突したときの生存率を高めることができます。これは現在、複数の国の自動車安全ガイドラインで要求されている事項です。
このツールには次の情報を入力します。
(すべての距離と高さは現在の単位で入力します。)
出力はボンネット上の 1 次カーブ(ポリライン)であり、指定された身長の歩行者が自動車にはねられ、ボンネットの上に倒れたときに、歩行者の頭頂部が選択したサーフェスに衝突する位置を示します。スパンの数は、コントロール ウィンドウのImpact Curve Samplesの値に対応します。
Pedestrian Protectionツールによって作成されたこのインパクト カーブは、コンストラクション ヒストリを持ち、入力値(歩行者の身長など)またはターゲット サーフェスが変更されると更新されます。
入力値は、コントロール ウィンドウまたはマニピュレータを使用して変更できます。入力値を変更すると、カーブが再計算されます。
Z 軸が垂直軸で、自動車の中心線が X 軸に沿っていると仮定します(前の図を参照)。
地表面の位置(Z 軸に沿った高さを現在の単位で表したもの)。既定値は Z = 0 です。
インパクト ゾーンを定義する(Y 軸に沿った)センターラインからの距離。これが、出力カーブが網羅する範囲になります。既定値は +/- 600 mm です。
歩行者の身長を現在の単位で表したもの。既定値は 1250 mm です。
出力カーブのために計算するポイントの数。カーブの次数が 1 であるため、これはスパンの数にも対応しています。
これをオンにすると、Pedestrian Protectionコントロール ウィンドウで値を変更したときにインパクト カーブが更新されます。
これをオンにすると、インパクト カーブに対してコンストラクション ヒストリが作成されます。このツールの終了後にサーフェスを変更できます。変更すると、インパクト カーブが更新されます。
Auto Update がオフになっている場合は、このボタンをクリックすると、インパクト カーブが再計算されます。
インパクト カーブを削除し、サーフェスの選択を解除します。コントロール ウィンドウの値はリセットされません。