Projection テクスチャで、2 次元のテクスチャまたはイメージ ファイルを一方向または複数の方向に投影して、3 次元のテクスチャに変換します。この手法は、sMarble テクスチャおよび sWood テクスチャに使用されているものと同じです。ユーザはスキャナで取り込んだイメージ、またはペイントツールで作成したイメージ ファイルを Projection テクスチャ処理し、さまざまな 3 次元の木や大理石のテクスチャを作成することができます。Projection テクスチャは、Surface テクスチャまたはイメージ ファイルを Solid テクスチャに変換する際にも使用します。これにより、パラメータ配置が均一でないサーフェスにマップするときに、テクスチャに歪みが生じるのを回避できます。
Projection テクスチャを使用する場合には、次の点に注意してください。
- フラクタル ノイズを使用したテクスチャ（たとえば、Fractal、sFractal、sCloud、sMarble）と Projection テクスチャを一緒に使用するときには、Recursion Depth セクションの Level_min と Level_max の値をできるだけ小さくし、レンダリング時間を短縮します。Render > Multi-lister
の Recursion Depth を参照してください。 - Projection テクスチャにマップするテクスチャの Surface Placement セクションと Label Mapping セクションを設定すれば、投影の効果を調整できます。
- Render > Create Texture Projections ツールを使用すれば、Multi-lister で実際にテクスチャを作成する前に、Projection Object を作成することができます。