imgcvt

目的

Imgcvt ユーティリティは、イメージまたはイメージのシーケンスを別のイメージ フォーマットに変換します。

説明

任意のシェル ウィンドウで、imgcvt の後に続けて、変換するイメージの名前を入力します。入力および出力イメージ フォーマットは通常、ファイル名拡張子やイメージの内容によって決まります。ただし、入力または出力イメージに拡張子がなかったり識別できない場合は、-f オプションと -t オプションを使って目的のフォーマットを指定することができます。以下のオプションが使用できます。

imgcvt <options> input_image output_image

例 1

imgcvt -f sgi -t tiff input_image output_image

この行では、input_image という名前の Silicon Graphics フォーマットのイメージが TIFF フォーマットに変換され、output_image という別名で保存されます。

例2

imgcvt -f tiff -t iff input_image output_image

この行では、TIFF イメージが IFF ファイル フォーマットに変換されます。

以下の表に imgcvt オプションを示します。

コマンドライン オプション 説明
-f input_image_extension 変換元の特定のイメージ フォーマットを指定する。たとえば、-f sgi は、Silicon Graphics イメージ フォーマットに一致するファイルだけが入力として認められることを意味する
-t output_image_extension 変換先の特定のイメージ フォーマットを指定する。たとえば、-t tiff は、ファイルが TIFF イメージ フォーマットのみに変換されることを意味する。使用できる拡張子のリストについては、「イメージ ファイル名拡張子を使用する」を参照してください。
-n start end step 入力イメージ シーケンスの開始、終了、ステップ（入力として認められるのは整数のみ）
-N start end step 出力イメージ シーケンスの開始、終了、ステップ（入力として認められるのは整数のみ）
-r range 入力イメージ シーケンス内で、変換元のイメージの範囲を選択する。以下に、その例を挙げます。imgcvt -r 1-5 ...imgcvt -r 1-5x2 ...imgcvt -r 1-5,10-20x2,50 ...シーケンスは、リストされたシングル フレームまたは範囲を、カンマまたはスラッシュで区切って指定される。この例では、ナンバリングされた個々のファイル。各範囲ごとに、x の後に任意のステップを指定できる。シーケンスを反転したり、入力または出力フレーム番号にオフセットを追加することができるimgcvt -r 100-1 -R 1-100 in.#.rgbout.#.rlaimgcvt -r 1-100 in.#.rgbout.#+100.rla
-R range 出力イメージ シーケンス内で、変換先のイメージの範囲を選択する
-h 各オプションの簡単な説明を表示する
-s Silentモード
-v Verbose モード
-V pal/ntsc yuv ファイルの Video モード
-C compress TIFF の圧縮タイプ: LZW（既定）または NONE
-q N JPEG の質（0...100 既定値は 75）
-m Explore map フォーマット

イメージ シーケンスを操作する際に、#記号と@記号はカレント フレームの番号を参照します。

以下の例では、100 フレームのシーケンスが変換されます。

imgcvt -n 1 100 1 image_in.iff.@ image_out.#.rla

フレーム番号のフォーマットをさらに細かく制御するには、複数の @ 記号を使用して特定のパディングを設定するか、標準の printf(3S)表示を使用します。

imgcvt -n 1 100 1 image_in.@@@.rgb image_out.#.rla imgcvt -n 1 100 1 image_in.%03d.rgb image_out.#.rla imgcvt -n 1 100 1 image_in.%.2f.rgb image_out.#.rla

イメージ ファイル名拡張子を使用する

あるイメージ フォーマットを別のイメージ フォーマットに変換するには、以下のファイル名拡張子を使用します。

親トピック: コマンド リファレンス