CATIA V5(Windows のみ)

Alias CATIA V5 DirectConnect は、ネイティブの CATIA パーツ(.CATPart)とプロダクト(.CATProduct)ファイルを使って、Alias と CATIA V5 間で 3D モデルデータを交換できるスタンドアローンのユーティリティです。

CATIA の要件

問題が発生した場合は、「モデルを作成する前に」の推奨値のリストをクイック リファレンス ガイドとして参照してください。

モデルを作成する前に

(CATIA の許容値は大規模のオブジェクトと標準規模のオブジェクトに設定されます。)

モデルを作成中

  • 作成中に Alias から CATIA にモデルを定期的に転送し、作成するモデルの精度を管理します。
  • 書き出す前に、Alias モデルが問題なくステッチできるようにしておく必要があります。定期的にジオメトリをステッチしてモデルが許容要件を満たすようにしていれば、最終的なモデルが正しくステッチされていることを確認しやすくなります。
  • Alias ジオメトリにマルチノットが作成されて、CATIA で使用できないジオメトリになることがあるため、Object Edit > Attach > Attach の機能は使用しないでください。
  • Square や Rail Surface などのサーフェス作成ツールを使用して Rebuild オプション(Rebld)を活用し、サーフェス間の曲率連続性を制御してサーフェスにマルチノットが含まれないようにしてください。
  • Evaluate > Check Model を使って、発生する可能性のある問題についてこまめにチェックするのもよい習慣です。

ワークフロー

Alias と CATIA の間でジオメトリを転送する前に、転送の目的を考えて適切なワークフローを計画する必要があります。一般的なワークフローには、次の 2 つがあります。

この 2 つの例には、多数のバリエーションがあります。どのような転送シナリオを使用する場合でも、慎重に転送プロセスを設計し、適切なデータが書き出されて使用できるようにしておく必要があります。

Alias のカーブフィット距離許容誤差とは

Curve Fit Distance は、トリム境界を再作成する(概算する)場合の許容誤差です。CATIA V5 の既定の位置許容誤差(positional tolerance)は 0.001mm なので、Alias Curve Fit Distance は 0.001mm に設定してください。

通常はこの Curve Fit Distance 設定で問題ありません。CATIA で問題なく使用できる Alias ジオメトリが作成されない場合は、Curve Fit Distance の値を変更してください。最小 0.001 mm まで設定できます。この設定により、ジオメトリを CATIA に読み込んでから実行する、スキン作成などの転送後プロセスが強化されます。

ヒント:

AliasAlias の許容誤差を 0.001 mm 未満の値に設定しないでください。0.001mm 未満に設定すると、処理時間が長くなります。

モデルの作成や確認、または変換のデバッグを行っている場合は、数多くの Alias ツールを使用し、作成したジオメトリの精度をチェックできます。最も便利なツールは、Locators > Deviation Min/max 計測 ツールです。このツールを使用すれば、2 つのサーフェス境界の最大距離をチェックできます。