レッスン 6: コントロール ボタンを追加する

4 つのコントロール ボタンがあります。まず 1 つだけを作成し、その後で、それを複製して他の 3 つを作成します。

各ボタンは対称なので、時間を短縮するために、1 つのボタンの半分を構築し、ミラーリングを使用して残りの半分を作成します。

次の図にボタンの寸法を示します。

Revolve、および Round ツールを使用してボタンのサーフェスを作成します。

チュートリアルのレッスン 6 をご覧ください

チュートリアル ファイルを開く(オプション)

レッスン 5 を問題なく完了した場合は、次の手順「コントロール ボタンの回転サーフェス」に進みます。

レッスン 5 の作業に問題があった場合は、CourseWare プロジェクトの wire フォルダにある MP3Player_Part5.wire というファイルを開きます。このファイルには、レッスン 5 の完成モデルが保存されています。

コントロール ボタンの回転サーフェスを作成する

最初に、ボタン デザイン用のアウトラインの円を作成します。

  1. Top ビューを最大化します。
  2. Layers > New を選択して、レイヤを作成します。レイヤ名をControl Buttonsに変更します。
  3. Curves > Keypoint Curve ToolboxKeypoint Curve Tools > Circular Arc の順に選択します。円の中心を入力するよう要求されます。

    0と入力して、円の中心を原点に配置します。

    円の半径上のポイントを入力するよう要求されます。

    17.5 と入力し、半径 17.5 mm の円を作成します。

  4. もう一度 Curves > Keypoint Curve ToolboxKeypoint Curve Tools > Circular Arc の順に選択し、原点を中心に半径 11 mm の円を作成します。

    次に、これらの円を使用してボタンの上面サーフェス用のアークを作成します。

    Leftビューを最大化し、円の右側を拡大します。2 つの円にある Keypoints (キーポイント)を使用して、アークを配置します。

  5. Curves > Keypoint Curve ToolboxKeypoint Curve Tools > Arcs > Arc (three point) の順に選択します。アークの開始点を配置するよう要求されます。ポイントスナップ(キー(Windows)またはキー(Mac))を使用して、内側の円にあるキーポイントを選択します。

    アーク上の次のポイントを配置するよう要求されたら、カーブのおおよその頂点位置を選択します。この位置は正確である必要はありません。後で Information Window を使用して、アークの半径を正確に設定します。

    アークの最終点を配置するよう要求されたら、もう 一度ポイントスナップ(キー(Windows)またはキー(Mac))を使用して大きい円上のキーポイントを選択します。

    アークはおおよその半径で作成されますが、開始点と終端は正確に配置されています。

  6. アークを選択した状態で、Windows > Information > Information Window を選択します。

    Attributesセクションを開き、Arc Length/Radius10に変更します。

    半径が変更されますが、終端の位置はそのままです。

    次に、アークを上方に移動し、ボタン サーフェスをケースより上に配置します。

  7. アークが選択された状態で、Transform > Move を選択して r0,0,0.75 と入力し、アークを z 方向に 0.75mm 上に移動します。
  8. Top ビューを最大化します。カーブは選択されたままにしておきます。回転サーフェスを作成するために使用します。
  9. Surfaces > Revolve を選択し、アイコンをダブルクリックしてオプション ウィンドウを開きます。

    Sweep Angle を 45、Segments を 4 に変更し、AxesGlobal に、軸が Z に設定されていることを確認します。

    Continuity Check がオンになっている場合はオフにします。[Next]をクリックします。

    回転サーフェスが作成されます。

    次に、一時的に回転サーフェスとアークを非表示にして、アウトライン カーブでの作業をしやすくします。

  10. Pick > Object を選択し、サーフェスとアークを選択します。
  11. サーフェスとカーブを一時的に非表示にするには、ObjectDisplay > Invisible を選択します。

コントロール ボタンのドラフト サーフェスを作成する

次に、2 つの円をトリミングして、ボタンのアウトラインを作成します。

  1. Curves > Keypoint Curve ToolboxKeypoint Curve Tools > Break & Join > Break Curve at Keypoint の順に選択します。

    外側のカーブの最上部のキーポイントをクリックします。

    Break at Keypointツールが選択された状態で、内側のカーブの最上部のキーポイントをクリックします。

    カーブが分割され、右上のセグメントの中央にキーポイントが配置されました。

    次にこのキーポイントでカーブを分割し、45 度のセグメントを作成します。

    各カーブの中央のキーポイントをクリックし、45度のセグメントに分割します。

  2. Pick > Object を選択し、必要のない円のパーツを選択します。
  3. キーを押してカーブを削除します。

Trim Curves

次に、2 つのアークとラインをトリミングして、1 つのボタンのアウトラインを作成します。

  1. Curves > Keypoint Curve ToolboxKeypoint Curve Tools > Lines > Line の順に選択し、グリッド ポイントにスナップして(キー(Windows)またはキー(Mac))水平ラインを作成します。トリミングに使用できるように長めのラインを作成します。
  2. Transform > Move を選択して 0,1 と入力し、ラインを y 軸方向に 1 mm 上に移動します。
  3. Curve Edit > Curve Section を選択します。

    トリミングするカーブの選択を要求するプロンプトが表示されます。両方のアークのラインより上の部分をクリックし、Go ボタンをクリックします。

    トリミング カーブを選択するよう要求されます。ラインを選択します。

    アークがトリミングされます。

  4. Curve Edit > Curve Section をもう一度選択し、今度はラインを選択します。ラインのその部分だけが残るように、アークの間にあるカーブが選択されていることを確認し、Go をクリックします。

    トリミングカーブを選択するよう要求されたら、最初に外側のアークを選択します。

    次に内側のアークを選択し、トリミングを完了します。

ドラフト サーフェスを作成する

  1. Perspective を最大化します。
  2. Pick > Object を選択して 2 つのカーブを図のように選択します。
  3. Surfaces > Multi-Surface Draft を選択し、ダブルクリックしてオプション ウィンドウを開きます。

    設定を Draft Angle -2 度、Length2 mm に変更し、Intersect Flanges を選択して Build をクリックします。

    ヒント:

    牽引方向が、最後のDraft操作で–zに設定されていることがあります。青い点線をクリックし、青色の矢印が正の z 方向に上側に向いていることを確認します。

    注:

    カーブによっては、Draft Angle+2に変更し、側壁が内側に向かってドラフトするようにしてください。

  4. Delete > Delete Construction History の順に選択します。

ボタンを交差させ、トリミングする

ボタンサーフェスを intersect (交差)させて trim (トリミング)してトリミング モデルを作成し、それから Round ツールを使用してボタン デザインを完成させます。

  1. Surface Edit > Create CurvesOnSurface > Intersect の順に選択します。
  2. 中央のドラフト サーフェスを選択して Go をクリックします。
  3. 隣接するドラフト サーフェスをクリックします。交差するカーブが作成されます。
  4. Surface Edit > Trim > Trim Surface の順に選択します。
  5. 中央のドラフト サーフェスをクリックし、再度クリックしてトリミングのために選択します。
  6. Keep をクリックします。サーフェスがトリミングされます。
  7. 他の 2 つのサーフェスに対して繰り返します。
  8. ObjectDisplay > Visible を選択して、ボタンの回転サーフェスを再度表示します。
  9. Pick > Object を選択し、ドラフト サーフェスを選択します。
  10. Surface Edit > Create CurvesOnSurface > Intersect の順に選択します。

    既にドラフト サーフェスが選択されているので、交差サーフェスを選択するよう要求されます。

    コントロール ボタンの各セグメントを選択して交差サーフェスを選択します。

    サーフェスが交差し、カーブオンサーフェスが作成されます。

  11. Surface Edit > Trim > Trim Surface の順に選択します。

    プロンプトに従い回転サーフェスをトリミングします。

    ドラフト サーフェスの上部をトリミングします。

  12. Pick > Component を選択してすべてのカーブを選択し、Curves レイヤに Assign (割り当て)します。
  13. すべてのサーフェスを選択し、Delete > Delete Construction History を選択します。

複数のエッジに丸みを付ける

  1. Surfaces > Round を選択し、オプション ボックスをダブルクリックしてオプション ウィンドウを開きます。
  2. Default Corner Types を展開し、Unequal Radius CornerSingle Surface に変更して単純な丸みを帯びたコーナーを作成します。
  3. サイド エッジの 1 つを選択してプロンプト ラインに 1 を入力し、丸みの半径を 1 mm に設定します。
  4. もう一方のサイドエッジを選択し、半径は1のままにします。
  5. 上部エッジの1つを選択してプロンプトラインに0.35と入力し、丸みの半径を0.35mmに変更します。
  6. 他の上部エッジを選択します。
  7. Buildボタンをクリックして、丸みを作成します。

複数のエッジでRoundツールを使用すると、ブレンドされたコーナーサーフェスを自動的に構築できるという利点があります。

作業内容を保存する

Lessons プロジェクトの wire フォルダ内に作業内容を保存します。ファイルにmyMP3Player6.wireという名前を付けます。