このリリースでは、Object Lister に、オブジェクトを表示およびソートする新しい方法を含む実質的な機能を追加しました。 また、追加情報を提供するためのアイコンと、各レイヤについては、状態を切り替える機能を追加しました。 以前は、この機能と情報の多くは、Modeling Layers Editor (Windows > Information > Layer Stats)を介してのみ利用可能でした。
新しいアイコン
レイヤ名の右側のスペースに 5 つまでアイコンを含むことができるようになりました。 新しい Filter メニューの下部に選択肢で表示されるものを制御します。 (これらの選択肢の大部分は、Show が By Object に設定されている場合は無効です。) ツールのヒントの説明を表示するには、アイコンの上にポインタを移動します。
アイコンは、左から右に、次のようになります。
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Layer Number Icon
- (情報のみを目的とした)レイヤ番号を含むボックスです。
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Layer Pick State Icon
- 文字 P (選択済み)、R (リファレンス)、または I (非アクティブ)を含むボックスです。 ボックスの色もその選択状態に対応します。 アイコンをクリックすると、レイヤの 3 つの状態を循環します。
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Layer Symmetry Icon
- レイヤの色とシンメトリの状態を両方表示するボックスです。 垂直の点線は、Symmetry がオンであることを意味します。 アイコンをクリックして、シンメトリをオンまたはオフにすることができます。
注: Show > By Object モードを使用したときに表示されるのはこのアイコンだけです。
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Layer Bar Icon
- レイヤが Layer Bar に表示されるかどうかによって Y (はい)または N (いいえ)のいずれかが表示されるボックスです。 このアイコンをクリックすると、2 つの間で切り替わります。
注: Show > By Layer (Layer Bar) が選択されている場合は、このアイコンを N に設定するとレイヤが Object Lister から消えます。 再度表示するには Show > By Layer (All) を選択します。
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Layer Playback Icon
- Animation Time Slider Bar で Play を押したときにこのレイヤのアニメーションが再生されるかどうかによって Y (はい)または N (いいえ)のいずれかが表示されるボックスです。このアイコンをクリックすると、2 つの間で切り替わります。
Show メニューへの追加機能
Show メニューには、Layer Bar に表示されないレイヤを含むすべてのレイヤを一覧表示する By Layer (All) という新しい選択が含まれます。以前の By Layer モードは、By Layer に表示されるレイヤのみが一覧表示されるため、By Layer (Layer Bar) に名前が変更されました。
新しい Filter メニュー
このメニューは、Object Lister に表示される内容を制御します。チェック マークは、これらの項目が表示されることを示します。
- オブジェクトのタイプ(Surfaces、Curves など)を上部のセクションで選択して、Object Lister 内のオブジェクトを表示または非表示にします。
- 下部のセクションから表示するアイコンを選択します。(「新しいアイコン」を参照してください。)
- すべてのフィルタをオンにするには All、すべてのフィルタをオフにするには None を選択します。
注: Show が By Object である場合、すべてのアイコンの選択肢は Layer Symmetry Icon 以外がグレー表示されます。
新しい Sort メニュー
Sort メニューには、レイヤ向けの複数のソート モードがあります。 By Object を表示する場合は、最初の 3 つのみが使用できます。
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Sort by Hierarchy (SBD)
- SBD ウィンドウ(Utilities > SBD > SBD Window)に表示されるときと同じ順序でオブジェクトが一覧表示されます。
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Sort Alphabetical (by level)
- アルファベット順にオブジェクトが一覧表示されます。By Layer (Layer Bar) または By Layer (All) を表示する場合、レイヤもアルファベット順に一覧表示されます。
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Sort by Object Type
- オブジェクトは、キャンバス、コンストラクション エンティティ、カメラ、DAG ノード(オブジェクトのグループ)、カーブ、サーフェス、メッシュ、および文字オブジェクトの順番で一覧表示されます。
By Layer (Layer Bar) または By Layer (All) を表示する場合、異なるレイヤ アトリビュートに基づいて、5 つの追加のソート モードを使用できます。
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Sort by Layer Visibility
- 表示可能なレイヤが最初に一覧表示されて、次に非表示のレイヤが一覧表示されます。
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Sort by Layer Symmetry
- シンメトリがオンになっているレイヤが一覧表示されて、次にシンメトリがオフになっているレイヤが一覧表示されます。
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Sort by Layer Number
- レイヤ番号の昇順でレイヤが一覧表示されます。
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Sort by Layer Pick State
- Pickable レイヤ、次に Reference レイヤ、その後に Inactive レイヤが一覧表示されます。
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Sort by Layer Playback
- Layer Playback がオフになっているレイヤ、次に Layer Playback がオンになっているレイヤが一覧表示されます。
コンテキスト メニューの追加機能
オブジェクト(またはオブジェクトのグループ)を右クリックしたときに、Copy、Paste、Delete または Delete Null Node を選択することができます。 その機能は、オブジェクトとそのすべての子にも適用されます。 Paste は、オブジェクトが含まれているレイヤの上にペーストします。
レイヤを右クリックすると、新しい選択肢である Paste to Layer を使用して、クリップボードにあるものをすべてレイヤ上にペーストすることができます。
その他の機能
さらに、次の機能が追加されました。
- Query Edit ツールを使用するときに、Object Lister 内からコンストラクション ヒストリを持つオブジェクトを選択します。
- マウスの中央ボタンで別のグループの上にオブジェクト(簡単な DAG ノードまたはグループ)をドラッグ アンド ドロップして、そのグループにオブジェクトを配置します。