ファクトリ ツール

ファクトリ オブジェクト プロパティ

ファクトリ レイアウトの設計や解析に役立つファクトリ オブジェクト プロパティがあります。新しいレイアウトを作成する前にこのプロパティをセットアップしておくと、後で編集にかかる時間を短縮することができます。

アクセス: [ファクトリ]タブ > [ツール]パネルで[パレット]をクリックし、次に[プロパティ]をクリックします。

さまざまなプロパティ、説明、既定の設定を表示します。

搬送の既定値

プロパティ 説明 既定
[搬送タイプ] 製造プロセスで使用される搬送タイプのリスト。[追加]ボタンをクリックすると、別の搬送タイプを定義できます。 サンプルのタイプが含まれています。
[搬送速度] ステーション間の搬送タイプのトラベルにおける速度。 100 フィート/分
[単位時間コスト] 計測単位ごとの搬送コスト。 25 /分
[ロード時間] 製品を搬送に積み込むのに要する時間。 1 分
[アンロード時間] 製品を搬送から降ろすのに要する時間。 1 分
[方向性] パスにおけるマテリアル フローを示します。 [双方向]
[フロー タイプ] マテリアル フローまたは製品のフローが継続的か断続的かを指定します。
  • [継続的]: 搬送はモーター付きのコンベヤ システムのように、継続して流れます。
  • [断続的]: 搬送は、搬送手段に基づいて断続的に行われます。
[断続的]

作業の既定値

[作業タイプ] 製造プロセスで使用される作業タイプのリスト。[追加]ボタンをクリックすると、別の作業タイプを定義できます。 サンプルのタイプが含まれています。
[処理時間] 1 つの完全なプロセス サイクルを完了するための作業に要する時間。 10 分
[セットアップ時間] 作業を行う設備のセットアップに要する時間。 5 分

ステーションの既定値

[識別子] ステーションにユーザが指定する一意の名前。

識別子に値が存在しないときにレイアウトを書き出すと、不明の識別子をすべて解決するよう求められます。

 
[セットアップ コスト レート] ステーションをセットアップするのに要する単位時間あたりのコスト。この値に、特定のジョブに対する作業のセットアップ時間を掛けます。結果のコストは、そのジョブに対して製品を製造するのかかる固定コストに集計されます。 10 /分
[処理コスト レート] ステーションでの処理にかかる単位時間あたりのコスト。この値に、特定のジョブに対する作業の作業時間を掛けます。結果のコストは、そのジョブに対して製品を製造するのかかる固定コストに集計されます。 10 /分
[可動率] ステーションが作業可能である比率。この値は、このステーションの利用率の計算に使用されます。0 ~ 100 % までの値を指定できます。 40
[エネルギ消費率] 1 つのステーションにおける電力原単位(キロワット単位)。この値と、ステーションのジョブ処理時間を組み合わせることで、ステーションの消費電力がわかります。 10 kW

シフトの既定値

[シフト時間] 1 回のシフトの時間数。 10
[シフト回数] 1 日に可能なシフトの回数。 2

ジョブの既定値

[単位時間生産目標] 単位時間あたりに生産されるパーツの数(既定では作業日単位)。 25 /作業日
[パーツの数量] ジョブに対して生産されるパーツの総数。 100
[バッチ サイズ] トリップごとに搬送可能なパーツの総数。

たとえば、1 つのジョブで 100 個のパーツ([パーツの数量]の値)を生産するとします。フォークリフトを介して 4 つのジョブの生産品が搬送のパレットに配置可能だとします。この場合、バッチ サイズは 400 になります。

100