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設計時にコンテンツ センター ライブラリのパーツを操作するには、コンテンツ センターのコンシューマ環境を使用します。次の操作を行えます。 |
- コンテンツ センター ライブラリのパーツをアセンブリ ファイルに挿入する
- コンテンツ センター ライブラリのフィーチャをパーツに挿入する
- AutoDrop を使用して、コンテンツ センター ライブラリのパーツをアセンブリ ファイルに配置する
- 配置したコンテンツ センター ライブラリのパーツをサイズ変更する
- (コンテンツ センター以外の)既存のパーツを、コンテンツ センター ライブラリのパーツに置き換える
- コンテンツ センター パーツを開いて表示する
[開く] [コンテンツ センターから開く]の順に選択します。 コンシューマ環境の操作方法
コンテンツ センターのコンシューマ環境には、コンテンツを検索するために必要な手段がすべて用意されています。
- 検索機能。
- 高度な検索コマンドと基本検索コマンド: 目的のパラメータに対応するパーツを検索できます。
- お気に入り: 特定のパーツ、パーツ ファミリ、またはカテゴリへ即座にアクセスするための自分専用のフォルダを作成できます。
- [履歴]オプションは、[カテゴリ表示]ペインおよびファミリ ペインに、最近使用したパーツを 20 個まで表示します。
- フィルタ: 必要のないファミリ、カテゴリ、または規格を除外します。
AutoDrop と手動配置
AutoDrop は、コンテンツ センター コンポーネントの既定の配置方法です。AutoDrop は、コンテンツ ファミリの特性に基づく配置とサイズをジオメトリに自動的に問い合わせ、推奨サイズと配置をプレビュー表示します。AutoDrop を使用して配置できる標準パーツの種類は、ボルト([その他]カテゴリに属するボルトを除く)、ナット、座金、クレビス ピン、軸受、止め輪です。
コンテンツ センター パーツは、Autodesk Inventor の配置方法を使用して手動で配置できます。パーツを手動で配置するには、[コンテンツ センターから配置]ダイアログ ボックスの[AutoDrop]をオフにします。特定のパーツ ファミリに対して手動の配置方法を使用するには、[Alt]キーを押したまま[OK]をクリックします(またはファミリをダブルクリックします)。
標準パーツとカスタム パーツ
コンテンツ センター ライブラリには 2 種類のファミリがあります。
標準ファミリは、ファミリ テーブル内のファミリ メンバのすべてのパラメータを定義します。アセンブリ内に配置するファミリ メンバを選択すると、ファミリ メンバのデータによってインスタンス化する標準パーツを完全に指定できます。
カスタム ファミリは、ファミリ テンプレートのジオメトリ パラメータにマップする 1 または複数のカスタム パラメータを含みます。ファミリ テーブルに配置できるカスタム パラメータの種類は、数値の範囲、数値のシーケンス、またはブーリアン(真偽値)です。パーツの配置時に、カスタム パラメータの値を入力します。カスタム ファミリの同じメンバを基に、さまざまな種類の大量のパーツを作成することができます。
標準ファミリのメンバは、既定で標準パーツとして配置されます。標準パーツ ファイルが、(プロジェクトで指定した)コンテンツ センター ファイル フォルダに作成されます。ファイル名とフォルダ名のファミリ プロパティによって、標準パーツのファイル名とフォルダが定義されます。標準パーツ ファイルは読み取り専用で、[コンテンツ センター]コマンドを使用して編集します。
- [サイズを変更]: パーツのサイズを変更すると、新しいパーツ ファイルが(適切なパーツ サイズで)、コンテンツ センター ファイルの場所に自動的に作成されます。
- [標準コンポーネントを更新]: 対応するファミリがライブラリ内で変更された場合、[標準コンポーネントを更新]コマンドを使用して標準パーツを更新します。
カスタム ファミリのメンバは、既定でカスタム パーツとして配置されます。配置時にカスタム パーツ ファイルのフォルダとファイル名を選択します。カスタム パーツが標準の Autodesk Inventor ファイルとして扱われます。
必要に応じて、標準ファミリ メンバをカスタム パーツとして配置するか、カスタム ファミリ メンバを標準パーツとして配置します。[ファミリ]ダイアログ ボックスの[カスタムとして]または[標準として]オプションを選択します。カスタム ファミリの既定を変更するには、[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[コンテンツ センター]タブにある[カスタム ファミリの既定]オプションを設定します。
- 標準ファミリ メンバをカスタム パーツとして配置するときは、パーツ ファイル名とフォルダを定義します。パーツ ファイルはコンテンツ センターから独立しており、手動で編集することができます。
- カスタム ファミリ メンバを標準パーツとして配置すると、パーツ ファイルがコンテンツ センター ファイルの場所に保存されます。このファイルは、[ファミリ フォルダ名]プロパティによって指定されたフォルダに保存されます。ファイル名は、[ファイル名]プロパティを使用して自動的に作成されます。配置済みのパーツを編集するには、[サイズを変更]または[標準コンポーネントを更新]コマンドを使用します。
注:
- 特別なアイコンによって、アセンブリ ブラウザ内のコンテンツ センターの標準パーツがマークされます。
- コンテンツ センターのカスタム パーツは、Autodesk Inventor のパーツ アイコンを使用します。
- ファイル名がファミリ フォルダ内で一意であることを確認します。ファイル名の式には、カスタム ファミリ内で一意のファイル名を定義するために、すべてのカスタム列を含める必要があります。コンテンツ センター内での一意性を維持するために、ファイル名には、ファミリ固有の識別子も含める必要があります。
- 新しいカスタム列をファミリに追加する場合は、新しい列の既定値がパーツの更新時にインスタンス化されたパーツ ファイルに適用されます。
- 特別なアイコンによって、アセンブリ ブラウザ内のコンテンツ センターの標準パーツがマークされます。
標準パーツ ファイル
標準のコンテンツ センター パーツをアセンブリに配置すると、パーツ ファイルがコンテンツ センター ファイル フォルダに作成されます。同じパーツの他のインスタンスを後から配置すると、既存のパーツ ファイルがライブラリ内のパーツと比較されます。ライブラリにあるパーツが新しいバージョンの場合、次に行う手順は、[配置の際に古い標準コンポーネントを更新]オプションによって異なります。元のパーツ ファイルが、新しいパーツ ファイルに自動的に置き換えられるか、コンテンツ センター ファイル フォルダ内のファイルが使用されます。
コンテンツ センター ファイル フォルダ内の元のパーツ ファイルは読み取り/書き込み可能でなければ、置き換えることができません。読み取り専用の場合、置き換え操作を完了するためにパーツ ファイルをチェックアウトします(または読み取り/書き込みに変更します)。ファイルを読み取り専用のままにすると、パーツの置き換え操作は取り消されます。
次のコマンドを実行すると、コンテンツ センター ファイル フォルダ内でパーツ ファイルが作成または置き換えられます。
- [コンテンツ センターから配置]
- [コンテンツ センターから置き換え]
- [サイズを変更]
- 標準コンポーネントを更新
- [コンテンツ センターから開く]
コンテンツ センター パーツ ファイルが Autodesk Vault Basic で管理される場合は、以下の理由でファイルの書き込み権限が失われる可能性があります。
- Vault のチェックアウト メッセージ ボックスで[いいえ]をクリックすることにより、ファイルのチェックアウトをキャンセルしました。
- Vault の[ファイル編集]プロンプトを[応答] = [なし]、[頻度] = [プロンプトを表示しない]と設定しました。
- パーツ ファイルは Autodesk Vault Basic で別のユーザによってチェックアウトされました。
インスタンス化した標準コンポーネントの保存場所
コンテンツ センターの標準コンポーネントは、Autodesk Inventor プロジェクト ファイルで指定したコンテンツ センター ファイルの場所に作成されます。
コンテンツ センターによるコンポーネントの作成時には、最初に、コンテンツ センター ファイルの格納場所から、以前に使用したコンテンツのキャッシュが検索されます。この検索によって、頻繁に使用するコンポーネントへのアクセス時間が向上します。各コンテンツ センター ファイルの場所は、Autodesk Inventor プロジェクトごとに設定することができます。ただし、パフォーマンスを最適化するために、すべてのプロジェクトでコンテンツ センター ファイルに同じ場所を使用することをお勧めします。
Autodesk Inventor の[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスで、コンテンツ センター ファイルの既定の保存場所を指定できます。コンテンツ センター ファイルの既定の保存場所は、コンテンツ センター ファイルの場所が[[既定]]に設定されているすべてのプロジェクトに自動的に適用されます。
ヒント:
- コンテンツ センター ファイル フォルダの場所は、プロジェクトがアクティブになっているときに変更しないでください。
- Vault(またはその他のデータ管理システム)環境で作業するワークグループの各メンバは、コンテンツ センター ファイルの保存にローカル フォルダを使用する必要があります。ローカルのコンテンツ センター ファイル フォルダは、データ管理システムによって制御されます。
アセンブリ ブラウザにおけるコンテンツ センターの標準パーツ
コンテンツ センターから配置された標準パーツは、アセンブリ ブラウザ内で専用のアイコンでマークされます。
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コンテンツ センターの標準パーツ |
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コンテンツ センターの固定標準パーツ |
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有効化されていないコンテンツ センターの標準パーツ |
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有効化されていないコンテンツ センターの固定標準パーツ |
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コンテンツ センターの標準パーツ、表示設定オフ |
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コンテンツ センターの固定標準パーツ、表示設定オフ |
コンテンツ センター パーツの詳細レベル リプレゼンテーション
[すべてのコンテンツ センターを省略]リプレゼンテーションでは、次の 2 つの場所に保存されているすべてのコンポーネントが省略されます。
- [アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[ファイル]タブで指定した、既定の Content Center Files フォルダ
- 現在のプロジェクトの[フォルダ オプション]で指定した Content Center Files フォルダ
これらの 2 つの場所のいずれかに保存されていないコンテンツ センター コンポーネントは省略されません。
コンテンツ センター パーツの iPropertｙ
コンテンツ センター ファイルの場所に保存されている配置済みの標準コンテンツ センター パーツに対して iPropertｙ を編集することはできません。
パーツ ファミリの iPropertｙ を設定するには、コンテンツ センター エディタを使用して、iPropertｙ を適切なファミリ テーブル列にマップします。
コンテンツ センター パーツの作業フィーチャ
配置済みのコンテンツ センター標準パーツに対して、作業フィーチャは既定ですべて非表示になっています。標準パーツは編集できないため、アセンブリ内で標準パーツの作業フィーチャの表示設定を変更することができません。
特定のファミリ メンバに対する作業フィーチャの表示設定は、ファミリ テーブルに表示設定列を作成することにより設定できます。コンテンツ センター パーツの作業フィーチャの表示設定をコントロール