チューブ&パイプ図面内のパーツ一覧

パーツ一覧が作成される前に、[部品表エディタ]で、構成された部品表(BOM)ビューとパーツのみの部品表(BOM)ビューを有効にする必要があります。Autodesk Inventor の通常のコンポーネントと同様に、同じパーツ ファミリからのライブラリの継手は同じ部品番号を持つため、常に一緒にパーツ一覧にロール アップされます。ただし、 配管パーツ はそれぞれ動作が異なります。

現行バージョンの Autodesk Inventor では、パーツ一覧内の配管項目の行は、既定ではグループ化されていません。図面テンプレートまたは特定の図面ドキュメントで、グループ化を有効にできます。また、グループ化を実行するための連続したキー操作の順序を決定することができます。たとえば、材料プロパティ(Stock Number)に対する最初のグループ化キーを設定します。

既定では、配管パーツの部品番号は空ですが、配管パーツは個別のコンポーネントとして指定する必要がある場合があります。パーツ一覧では、非表示の項目とプロパティが空の項目にはグループ化は適用されませんが、通常、図面ドキュメントでは個別に、図面テンプレートでは全体的に、パーツ一覧を正しくロール アップするために 2 つの図面プロパティが使用されます。

R9 以前のパーツ一覧でのチューブ&パイプのロール アップ

R9 以前のチューブ&パイプ図面では、パーツ一覧内の項目行は同じ部品番号に基づいて結合されます。配管パーツは同じ部品番号を持っているので、パーツ一覧では、同じ規格と呼び径の全体の配管セグメント長に対する単一の行項目がロール アップされます。

たとえば、チューブ&パイプ アセンブリには、部品番号 00001 の直径 1/8 インチのポリウレタン製フレキシブル チューブについて複数の長さがあります。この長さとは、10 インチ、11 インチ、12 インチ、および 13 インチです。この結果、パーツ一覧には、46 インチの長さを示す部品番号 12345 に対する単一の行項目が存在します。パーツ一覧におけるこの項目番号は、アセンブリ図面では 4 つのバルーンで表示されます。

注: 配管セグメント長の合計値は、コストの計算と材料の購入に重要な意味を持ちますが、ルーティング システムの組み立てに必要な個別のセグメント長は提供しません。必要な図面ノートとアセンブリの手順を提供することが重要です。

部品表ビューとパーツ一覧の相互作用

パーツ一覧は、部品表ビューから生成されます。通常、部品表ビューにおける項目番号の変更は、パーツ一覧に自動的に反映されます。パーツ一覧の項目番号に対して変更が行われた場合、部品表ビューを更新するために、部品表ビューにおける項目の数量を手動でオーバーライドできます。

チューブ&パイプ iAssembly ファクトリにおけるパーツ一覧の動作

チューブ&パイプ iAssembly ファクトリの図面ドキュメントを使用する場合、選択したメンバのパーツ一覧または従来の単一のアセンブリ パーツ一覧を作成できます。指定したメンバの集合パーツ一覧を作成することもできます。ただし、項目と項目番号の集合一覧を含んでいる部品表ビューが 1 つだけ提供されます。

既定では、パーツ一覧は、アクティブなアセンブリ メンバに基づいて作成されます。すべてのメンバまたはその他のメンバを選択するには、後でパーツ一覧を編集する必要があります。コンポーネント省略があるメンバについて各メンバ項目数がそれぞれ個別に影響を受けるため、[数量を分割]列および[項目数量]列が存在します。