このセクションでは、金型設計にスプルー ブッシュおよび位置決めリンクを追加し、スプルー ブッシュをランナーに接続します。
スプルー ブッシュは、溶融樹脂が金型に射出される開口部です。溶融樹脂は、スプルー ブッシュからランナー、ゲートを通過してキャビティに流入されます。金型アセンブリによっては、スプルー ブッシュからキャビティに溶解樹脂が直接流入される場合もあります。位置決めリングは、スプルー ブッシュの上に取り付け、スプルー ブッシュと射出ノズルの位置を合わせます。
- リボンで、[金型アセンブリ]タブ > [金型アセンブリ]パネル > [スプルー ブッシュ]の順にクリックします。
- [スプルー ブッシュ]ダイアログ ボックスで、[タイプ]リストを展開します。
- [ベンダー]リストから[DME]を選択し、スプルー ブッシュのタイプとして[AGN]を選択します。
- 次の値を変更します。
- [スプルー ブッシュ]ダイアログ ボックスの[オフセット]セクションで、[Z]の値を -20 mm に変更します。
- グラフィックス ウィンドウの右上隅にある ViewCube の[上]をクリックして、モデルの方向を変更します。
- [スプルー ブッシュ]ダイアログ ボックスの[点]選択ツールを有効にして、次の図に示すようにランナー スケッチの終点を選択します。
- [スプルー ブッシュ]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
- [ファイルを命名]ダイアログボックスで[OK]をクリックし、既定をそのまま使用してスプルー ブッシュを作成します。
注: これは、キャビティが 1 つの金型用のスプルー位置ですが、スプルー ブッシュと位置決めリングの位置を作成する方法を表します。
- リボンで、[金型アセンブリ]タブ > [金型アセンブリ]パネル > [位置決めリング]の順にクリックします。
- [位置決めリング]ダイアログ ボックスで、[タイプ]リストを展開します。
- [ベンダー]リストから[DME]を選択します。
- [カテゴリ]を[位置決めリング]に設定し、位置決めリングのタイプとして[DHR 21 -Type A]を選択します。
- [Z]オフセットの値を 4 mm に変更します。
- [位置決めリング]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
- [ファイルを命名]ダイアログボックスで[OK]をクリックし、既定をそのまま使用して位置決めリングを作成します。
- キーボードで[F6]を押し、ホーム ビューに戻ります。スプルー ブッシュと位置決めリングが次の図のように表示されます。
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