多数のシート メタル設計を行っている場合、共通のカットや特殊なカット、エンボス フィーチャをパーツに作成するための各種パンチ ツールが工場には膨大にあるはずです。[シート メタル パンチ穴 iFeature]を使用して、このようなフィーチャをシート メタル パーツ モデルに取り込むことができます。
パーツ環境で最終モデル フィーチャを表すスケッチとフィーチャを使用して、シート メタル パンチ穴 iFeature を作成します。
ファイルを保存した後、iFeature 環境でコマンド形式のツールを使用して、シート メタル パンチ穴 iFeature をテーブル駆動パンチ穴 iFeature に変換したり、パンチ穴 iFeature を修正したり、iFeature パンチ穴カタログを表示することができます。
シート メタル パンチ ツールは追加の属性がある iFeature であり、通常はパーツの面に単純な穴の形状や複雑な穴の形状をカットします。パンチ ツールを使用して、非貫通カットによってモデルの面にエンボスを作成したり、1 回の操作でカットと変形を行うこともできます。
[iFeature を抽出]コマンドを使用し、[シート メタル パンチ穴 iFeature]タイプを選択することで、iFeature の作成中に追加のデータを指定することができます。次のようなデータを指定できます。
加工工場では、ツールを識別するための独自の方式が採用されている場合があります。パンチ ID 情報を、パーツ フィーチャを定義するジオメトリ データとともに保存して、後から図面の注記に抽出することができます。
シート メタル パンチ穴 iFeature に代替スケッチを定義することで、シート メタル パーツをフラット パターンとして表示したり、図面ビューでフラット パターンの寸法を記入する場合に、パンチ フィーチャのリプレゼンテーションを次のなかから選択できます。
ほとんどのシート メタル パンチ ツールは類似しており、1 つまたは 2 つのパラメータだけが異なります。このようなフィーチャは、パラメータ テーブルによって定義されます。[iFeature を作成]コマンドを使用して、単一のシート メタル パンチ穴 iFeature をテーブル駆動のパンチのファミリに変換することができます。テーブル駆動のパンチ ツールは、Microsoft Excel スプレッドシートを使用して後で編集できます。
シート メタル パンチ穴 iFeature ファイルは編集することができます。また、スケッチを含め、配置されたシート メタル パンチ穴 iFeature の特定のインスタンスを編集することも可能です。iFeature ファイルを編集するには、[カタログを表示]コマンドを使用して該当するファイルを参照し、ダブルクリックして開きます。必要に応じてフィーチャ コマンドを使用して修正し、ファイルを保存します。使用中の iFeature のインスタンスは、iFeature ファイルを変更しても更新されません。
パーツ内で使用するシート メタル パンチ穴 iFeature を修正するには、ブラウザでパンチ穴 iFeature を右クリックして、[フィーチャ編集]を選択します。位置ジオメトリやパラメータ値などの変数を変更したり、座標系の向きを変更することはできますが、ジオメトリやパラメータの追加または削除はできません。
このファイルに存在する iFeature の他のオカレンスや、配置されているオカレンスは、iFeature を編集しても変更されません。
テーブル駆動シート メタル パンチ穴 iFeature に含めるすべてのパラメータを持つシート メタル パンチ穴 iFeature を作成する必要があります。通常のシート メタル パンチ穴 iFeature をテーブル駆動シート メタル パンチ穴 iFeature に変換すると、パラメータの追加や削除を行うことができなくなります。
ただし、テーブル駆動シート メタル パンチ穴 iFeature を使用しているパーツ ファイルでテーブルのアイコンを右クリックし、[テーブルを編集]を選択することは可能です。行を追加または編集したり、列の属性を編集することはできますが、パラメータの追加または削除はできません。変更内容は、現在のテーブル駆動シート メタル パンチ穴 iFeature にのみ影響します。同じテーブル駆動シート メタル パンチ穴 iFeature の他のインスタンスは更新されません。