ブラウザ

[ダイナミック シミュレーション]ブラウザには、機構の要素が表示されます。各要素にアクセスして、選択、変更、または削除することができます。[ダイナミック シミュレーション]ブラウザには次のものが表示されます。

要素名

アセンブリ

機構の名前。

パーツ

パーツ名(パーツ作成時に割り当てられる)、コロン(:)、およびオカレンスの番号。

ジョイント

ジョイントのタイプ、コロン(:)、ジョイント番号、および括弧で囲まれた 2 つのジョイント コンポーネントの名前と番号。たとえば、回転:1 (part1:1, part2:1)

重力

重力

力番号(外部の力の作成順に割り当てられる)、および括弧で囲まれた力を受けるパーツの名前。

トルク

トルク番号(外部のトルクの作成順に割り当てられる)、および括弧で囲まれたトルクを受けるパーツの名前。

ブラウザの階層構造

すべてのコンポーネントは、最初は 固定 グループ内に表示されます。ジョイントを作成すると、次のようになります。

[トップ レベル]

[2 番目のレベル]

[3 番目のレベル]

[4 番目のレベル]

[5 番目のレベル]

[アセンブリ]

[固定]グループ

[パーツ]

[拘束] (省略)

 

(階層の

最上位レベル)

(一方の端が固定部でリンクされているリジッド コンポーネントおよび機構の動力学定義で使用されていないすべてのパーツ)。

[サブアセンブリ]

   
 

(パーツは常にリジッドです)。

(サブアセンブリはパーツやその他のサブアセンブリで構成されます)。

   
 

[可動グループ]

[パーツ]

   
   

[サブアセンブリ]

   
 

[溶接されたグループ]

[パーツ]

[拘束]

   

[サブアセンブリ]

 
 

[標準ジョイント]

[個別の標準ジョイント]

[拘束]

 
 

(標準ジョイント、溶接ジョイントを除く)。

     
 

[回転ジョイント]

[個別の回転ジョイント]

   
 

[スライド ジョイント]

[個別のスライド ジョイント]

   
 

[接触ジョイント]

[個別の接触ジョイント]

   
 

[荷重ジョイント]

[個別のばね/ダンパー/ジャッキ(または アクチュエータ )]

   
 

[個別の 3D 接触ジョイント]

   
 

[外部荷重]

[重力]

   
 

[個別の荷重]

   
 

[個別のトルク]

   

特殊な状況

適用される内部荷重やトルク、強制モーション、またはジョイント プロパティ ボックスにその他のユーザ入力(例、境界)があるジョイントを示します。

拘束を受けている状態で リンク機構 を構成しているジョイントを示します。

使用不可の項目が無効になっている(省略されている)ことを示します。これはその項目が種々の理由でソフトウェアによって省略されているか、またはユーザによって意図的に省略されているためです。

この条件は標準ジョイントのアセンブリ拘束が省略されているときに起こります。

回転:1(door:1, pillar:1)

選択したオブジェクトにリンクされているパーツは太字で示されます。

右クリック メニュー コマンド

右クリック メニューに表示されるオプションを次に示します。

アダプティブ機能

コンポーネントのアダプティブ機能の状態を設定します。アダプティブ コンポーネントはコンポーネントの編集時に変更される可能性があります。この状態を設定する前に、アダプティブ機能の概念を理解しておく必要があります。

[力を追加]

[力]ダイアログ ボックスを開きます。重力を除く外部の力を追加します。

[外部荷重]を右クリックすると使用可能になります。

[ジョイントを追加]

[ジョイントを挿入]ダイアログ ボックスを開きます。ジョイントを手動で追加します。

[回転ジョイント]、[スライド ジョイント]、[接触ジョイント]、または[荷重ジョイント]を右クリックすると、使用可能になります。

[トルクを追加]

[トルク]ダイアログ ボックスを開きます。外部のトルクを追加します。

[外部荷重]を右クリックすると使用可能になります。

[ボディのプロパティ]

選択した項目に対応する[ボディのプロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。その項目のプロパティを編集します。

固定グループ、固定パーツまたはサブアセンブリ、あるいはジョイントを右クリックすると、使用可能になります。

[溶接を張り裂け]

溶接を元に戻します。溶接されたグループを右クリックします。

[拘束を標準ジョイントに自動変換]がオフの場合にのみ、使用可能です。

[カラー可動グループ]

あらかじめ定義された色をさまざまな可動グループに割り当てます。固定されたグループは色「ガラス」を使用します。ガラス色がスタイル ライブラリにない場合は、そのコンポーネントに割り当てられたアセンブリ色が使用されます。このオプションはコンポーネントの関係を解析するのに役立ちます。コンポーネントを標準で割り当てられた色に戻すには、[設定]ダイアログ ボックスのチェック ボックスをオフするか、または[可動グループ]のノードを右クリックして、[カラー可動グループ]を選択します。

[拘束]

[拘束の作成]ダイアログ ボックスが表示されます。拘束をアセンブリに追加します。追加された拘束は、それらが通常適用されるコンポーネントを基準にしてブラウザに表示されます。

[接触セット]

選択したコンポーネントを接触セットに追加します。

[コンポーネント作成]

[コンポーネント作成]ダイアログ ボックスを開きます。コンポーネントをアセンブリのコンテキスト内に作成します。ブラウザの空白スペースで右クリックしたり、何も選択されていない状態で画面の背景をクリックすると表示できます。

[重力を定義]

ダイアログ ボックスを開きます。重力の省略を解除し、重力ベクトルを定義します。重力を右クリックすると、使用可能になります。

[削除]

選択した項目が機構から削除されます。

拘束、トレース、荷重、トルク、または FEA にエクスポートするために選択したパーツを右クリックすると、使用可能になります。

[すべてのジョイントを削除]

選択したカテゴリのすべてのジョイントが削除されます。

[標準ジョイント] ([拘束を標準ジョイントに自動変換]が選択された場合を除く)、[回転ジョイント]、[スライド ジョイント]、[接触ジョイント]、または[荷重ジョイント]を右クリックすると、使用可能になります。

[ジョイントを削除](ばね/ダンパー/ジャッキ ジョイントのアクチュエータ)

選択したジョイントが削除されます。

[拘束を標準ジョイントに自動変換]が選択されているときに、標準ジョイント以外のジョイントを右クリックすると、使用可能になります。

[寸法の表示]

展開して寸法表示オプションの一覧を表示します。このコマンドはアセンブリ モデリング環境と関連しています。

[編集]

[コンポーネント]

このコマンドはコンポーネントで使用され、アセンブリのコンテキスト内でモデルをインプレイス編集し、編集対象でないアセンブリ コンポーネントは淡色表示されます。

[拘束]

[拘束]ダイアログ ボックスを開きます。拘束を編集します。

拘束を変更するとジョイント タイプに影響します。

[力]

[力]ダイアログ ボックスを開きます。選択した外部の力の定義を変更します。

重力を除く任意の外部荷重を右クリックすると、使用可能になります。

ジョイント

[ジョイントを挿入]ダイアログ ボックスを開きます。選択したジョイントの定義を編集します。

標準ジョイント、2D 接触ジョイント、または荷重ジョイントを右クリックすると使用できます。

[トルク]

[トルク]ダイアログ ボックスを開きます。選択した外部トルクの定義を変更します。

任意の外部トルクを右クリックすると、使用可能になります。

[使用可能]

モデル ブラウザまたはグラフィックス領域でコンポーネントを右クリックします。コンポーネントの選択可能性を定義します。使用可能なとき、コンポーネントを選択できます。使用不可のとき、コンポーネントは選択できません。

[検索]

[検索]ダイアログ ボックスを開きます。特定の要素をすばやく検索します。

アセンブリを右クリックすると使用可能になります。

[フレキシブル]

モデル ブラウザまたはグラフィックス領域でコンポーネントを右クリックします。サブアセンブリ状態を定義します。フレキシブルなとき、ジョイントをサブアセンブリに追加できます。フレキシブルでないとき、サブアセンブリはリジッドです。

[固定]

アセンブリ内のパーツに対して固定状態を設定します。 固定化によってコンポーネントからすべての自由度が除去されます。シミュレーションのコンテキストでコンポーネントの固定状態を変更すると、ジョイントが更新されて必要に応じて非アクティブになります。

[ヘルプ トピック]

ヘルプのホーム ページを開きます。

[ダイナミック シミュレーション]ブラウザで任意の項目を右クリックすると、使用可能になります。

[自由度を無視]

モデル ブラウザまたはグラフィックス領域でコンポーネントを右クリックします。一部の動作によって自由度(DOF)が変わります。その変更が希望のものでない場合、[自由度を無視]を設定して変更をオーバーライドできます。[拘束を標準ジョイントに自動変換]がアクティブのとき、使用可能です。

[iMate 記号の表示設定]

iMate 記号の表示設定を切り替えます。

[コンポーネント除外]

選択した拘束の解決に関係していないコンポーネントを非表示にします。拘束の右クリック メニューでアクセスできます。

[自由度をロックする]

選択したジョイントの自由度をすべてロックします。

標準ジョイントを右クリックすると、使用可能になります。

[計測]

使用可能な計測コマンドを一覧表示して選択できるようにします。これらはアセンブリ環境に関係しているコマンドです。

[開く]

選択したモデルを個別のウィンドウに開きます。 サブアセンブリの場合は、そのアセンブリに関係しているパーツだけが表示されます。単体のパーツの場合は、その他のコンポーネントは表示されません。

[コンポーネント配置]

[コンポーネント配置]ダイアログ ボックスを開きます。コンポーネントをアセンブリ内に配置します。ブラウザの空白スペースで右クリックしたり、何も選択されていない状態で画面の背景をクリックすると表示できます。

[溶接を再構築]

最新の修正を含む溶接を更新します。

固定グループ、または固定パーツやサブアセンブリを右クリックすると、使用可能になります。[拘束を標準ジョイントに自動変換]がオフの場合にのみ、使用可能です。

[自由度の保持]

モデル ブラウザまたはグラフィックス領域でコンポーネントを右クリックします。一部の動作によって自由度(DOF)が変わります。その動作を望まない場合は、[自由度を保持]を設定して変更を無効にすることができます。[拘束を標準ジョイントに自動変換]がアクティブであり、歯車セットやピンなどの特定の拘束条件を満たしている場合に使用可能です。このようにして、[ダイナミック シミュレーション]環境で、ボルト、ねじ、止めピンなどの自由度を除去し、閉リンク機構を簡略化することができます。

[省略]

[拘束]

拘束をジョイントの定義への関与からはずします。これによって、ジョイント タイプが変更されたり、ジョイントが非アクティブになります。

[力]

選択した力が機構から削除されることなく、それ以降のすべての計算から除去されます。

ジョイント

選択したジョイントが機構から削除されることなく、それ以降のすべての計算から除去されます。

[トルク]

選択したトルクが機構から削除されることなく、それ以降のすべての計算から除去されます。

[溶接部品]

1 つの固定コンポーネントを溶接して 1 つの可動コンポーネントにします。

固定グループのコンポーネントと可動グループのコンポーネントの両方を選択し、次に可動グループで選択したコンポーネントを右クリックすると、使用可能になります。[拘束を標準ジョイントに自動変換]をオフに設定する必要があります。

注: [溶接部品]オプションを使用できるようにするには、両方のコンポーネントを選択する必要があります。

[表示設定]

コンポーネントがグラフィックス ウィンドウに表示されます。

コマンドの左に表示されるチェック マークは、そのコマンドが有効であることを示します。

パーツまたはサブアセンブリを右クリックすると、使用可能になります。