[未知力]を使用すると、指定された一連の位置において機構を静的平衡状態に維持するために必要な力、トルク、またはジャッキを計算できます。あらゆる外部的影響(重力、ばね、外部の力、
ジョイント
の力など)が考慮されます。機構には 1 つの
「可動度」
が必要です。
機構の 1 つのジョイントの自由度を駆動することによって、および適当な位置の数を指定することによって、一連の位置を検討できます。
- リボンで、
[ダイナミック シミュレーション]タブ
[結果]パネル
[未知力]
の順にクリックします。
- 適切な力のタイプ(荷重、トルク、またはジャッキ)を選択します。
- 荷重またはトルクの場合、次のように実行します。
- ジャッキの場合、次のように実行します。
- [運動学]ボックスで、プルダウン リストから機構のジョイントの 1 つを選択します。
- 選択したジョイントに 2 つ以上の自由度がある場合、駆動される自由度を[自由度]ボックスで選択します。
[初期位置]ボックスに、選択した自由度の初期位置が表示されます。この値は変更できません。
- [最終位置]テキスト ボックスに最終位置を入力します。
- 必要な場合、[ステップ数]ボックスで中間位置の数を調整します。
既定値は 100 ステップです。
- [詳細]をクリックすると、グラフィックス ウィンドウでの荷重、トルク、またはジャッキのベクトルの表示に関連するパラメータが表示されます。
- グラフィックス ウィンドウでベクトルを表示し、[尺度]および[色]のフィールドを有効にするには、[表示]をクリックします。
- 荷重、トルク、またはジャッキのベクトルの尺度を変更してベクトル全体がグラフィックス ウィンドウに表示されるようにするには、[尺度]フィールドに係数を入力します。
既定は 0.01 です。
- グラフィックス ウィンドウのベクトルの色を選択するには、カラー ボックスをクリックして Microsoft の[色の設定]ダイアログ ボックスを開きます。
- [OK]をクリックします。
出力グラフが自動的に開き、Unknown Force フォルダの下に変数 fr'?' または mm'?' (検索対象が荷重かトルクかによって異なります)が表示されます。
注:
- [出力グラフ]ブラウザで未知力のコンポーネントを選択した場合、[タイム ステップ]ペインの左側の列の見出しが[時間]から[ステップ番号]に変わります。FEA へのエクスポートのためのステップ番号を選択できますが、[シリーズを作成]は使用できません。
- パラメータは[未知力]ダイアログ ボックスに書き込まれ、アセンブリ ファイルに保存されます。