フレキシブル ホース ルート

フレキシブル ホース ルートは、2 つの継手あるいは点を接続するのに伴い、ルートがチューブ&パイプ アセンブリを経由して取ることが可能なパスを表します。継手を配置すると、グラフィックス ウィンドウでマウスをクリックするたびに、ルート上に作業点が作成されます。作業点は、ルートを希望の位置に配置したり、希望の形状にするために使用されます。

フレキシブル ホース ルートには、パーツを最大 3 つまで(開始継手、終了継手、それらを接続するフレキシブル ホース セグメント)収容できます。開始継手と終了継手はホース全体の作成の一部として配置されます。ルートの作成方法はスタイルに含まれる継手の数によって変わります。スタイルは、開始継手と終了継手の両方、または継手を 1 つのみ含めたり、継手をまったく含めなかったりすることができます。

作成後は、フレキシブル ルートは曲げ半径違反をチェックし、変化する設計ニーズに合わせるため、数通りの方法で修正することができます。

ルートの構造を決定する

フレキシブル ホース ルートは次の 2 通りの方法で構成されます。

どちらの方法もアクティブなスタイルによってコントロールされます。選択する構造は、ホース ルート パーツの購入方法、組立方法、およびパーツ一覧や部品表などの製造ドキュメントへの表現方法によって変わります。たとえば、複数の継手とホース セグメントで構成されるフレキシブル ホース ルートを発注時に単一パーツとみなす場合は、サブアセンブリを使用します。これは、事前に決定済みの継手とホースの長さを含む、標準の事前設定されたホース アセンブリを使用する場合には一般的です。フラット構造は、個別発注されるコンポーネントや現場で組み立てられるコンポーネントには最適です。

注: レキシブル ホース ルートを作成すると、そのルートに対してルート構造は変更できません。

セグメントの形状をプランニングする

単純な 2 点ルートを作成したり、追加セグメント作業点を選択して、既存アセンブリのジオメトリの周りまたはジオメトリを通るセグメントの方向と形状をコントロールすることができます。これらのセグメント作業点は既存の面ジオメトリから指定したオフセット分だけ距離が取られます。これは作業時に調整できます。ルートのパフォーマンスを最適化するには、できるだけ作業点の数を少なくします。

次の図で、左側のルートはルート ノードが多すぎるため、ホースの長さ調整が妨げられています。右側のルートは、中間ノードが 1 点だけのルートです。

セグメントの作業点をより正確に配置するには、セグメントを挿入する前に、主要位置に作業フィーチャを定義します。他のジオメトリの周りまたはジオメトリを通ってセグメントを配置する場合には、作業点、作業軸などの作業フィーチャが特に役立ちます。作業フィーチャに関連付けられているセグメント作業点は、モデルが変更されると更新されます。

セグメントの作業点を正しく選択する方法

開始継手と終了継手または始点と終点の間に任意の数の点を選択することにより、ルート方向と形状のコントロール精度を上げることができます。中間ルート ポイントの有効な選択肢は以下のとおりです。

面からオフセットされた任意の点を選択、または 3D マニピュレータ ツールを使用して作成されたセグメント点は、モデル ジオメトリの変更が更新できません。中心点、作業点、頂点を基準にしたセグメントの作業点はモデルの変更時に更新されます。

有効な継手の選択とは

フレキシブル ルート継手は一般的にアクティブなルートあるいは近接ルート内の他の継手に接続されますが、選択できる接続ポイントにはいくつかのタイプがあります。正しい継手接続点は以下のとおりです。