設計過程でアセンブリを変更すると、たいていの場合、新しいコンポーネントを追加して配置したり、以前に配置したコンポーネントの位置を変更したり、パーツの関係を修正することによって、アダプティブ パーツのサイズや位置が変化します。
コンポーネントが変更されたアセンブリを開こうとすると、更新するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。[はい]と答えると、アセンブリ コンポーネントが再計算され、最後にこのファイルを開いたときからこれまでに行われた、個々のパーツまたはサブアセンブリに対する変更(他の設計者による変更も含む)が反映されます。[いいえ]と答えた場合は、後で 更新 または 再表示 を選択できます。
編集を保存する場合
- アプリケーション メニューで、[保存]または[コピーを名前を付けて保存]をクリックして、編集内容をアセンブリに保存します。また、コンポーネントに対するすべての変更内容を保存するように要求されます。[コピーを名前を付けて保存]では、編集内容に新しく名前を付け、コピーを作成して保存できますが、作業は元のファイル内で継続されます。
- パーツをインプレイスで編集 中に[保存]を選択すると、変更内容がパーツ ファイルに保存されます。パーツの編集後、アセンブリ モードで作業を行うと、ファイルを保存したりアセンブリを終了するときに、変更内容を保存するように要求されます。
- 開いているファイルをすべて保存するには、
[保存][すべて保存]の順にクリックします。必要に応じてファイル名を入力するように要求されます。この方法は、作業セッション中のすべての変更を確実に保存できます。
編集を保存する場所
[保存]または[すべて保存]を選択すると、ファイルに対する変更はホーム フォルダの元のファイルに反映されます。別のファイル名やフォルダを入力すると、変更内容を保存するファイルが新しく作成され、元のファイルは変更されません。
- 新しいファイルの場合は、[保存]を選択して分かりやすい名前を付け、必要に応じて別のフォルダを指定します。
- 既存のファイルの場合は、[保存]を選択し、現在のフォルダの同じ名前のファイルに保存します。
- [コピーを名前を付けて保存]を使用して、アセンブリの現在の状態のスナップショットを作成し、新しい名前のファイルに保存します。Windows の[名前を付けて保存]コマンドとは異なり、[コピーを名前を付けて保存]を実行した後は、コピーではなく元のファイル内で作業が継続されます。
アセンブリの設計過程で使用されるファイルには、次の拡張子が付いています。
- 個々のパーツの変更内容は、拡張子が .ipt のファイルに保存されます。
- アセンブリ内のコンポーネント間の関係に対する変更内容は、拡張子が .iam のアセンブリ ファイルに保存されます。
- 既定のデザイン ビュー リプレゼンテーションと、新規に作成して名前を付けたすべてのデザイン ビュー リプレゼンテーションは、拡張子が .idv のデザイン ビュー リプレゼンテーション ファイルに保存されます。通常、ファイル名はアセンブリ ファイルと同じ名前です。
[元に戻す]の使用に関するガイドライン
[元に戻す]は、ある程度のリスクを回避しながら新しいことを試す際に使用します。
- [元に戻す]は、現在の編集セッション中の操作を、最後に行った操作から順に元に戻します。複数のファイルを開いて変更した内容を元に戻すこともできます(やり直しもできます)。ファイルを保存した後で操作を元に戻すことはできますが、保存したファイルの内容は変更されません。(ファイルを開いた時点より前の状態に戻すことはできません。)
アセンブリの現在の状態を保存するには、ファイルを再度保存しなければなりません。
- 保存したい変更内容を誤って元に戻してしまわないように注意してください。変更内容を保存するかどうか未定の場合は、[コピーを名前を付けて保存]を使用してファイルのスナップショットを作成してから変更します。
- ファイルを閉じてから再度開いた場合は、ファイルを開いてから実行した操作のみを元に戻すことができます。ファイルを閉じる前に行った変更は、元に戻すことはできません。
[[更新]ボタンで更新]を使用する場合
コンポーネントの位置を変更したり、コンポーネントを編集したときには、すぐにその結果を参照したいものです。ただし、たとえば多数の拘束を指定している場合などは、後で更新が必要になることもあります。[[更新]ボタンで更新]をオンにすると、[更新]をクリックするまでコンポーネントの位置は変更せずに、複数の拘束を指定できます。
- アクティブなパーツ、サブアセンブリ、従所属する子のみを再生成するには、[更新]をクリックします。
- 1 つまたは複数のコンポーネントに重要な変更を加えたときには、[グローバル更新]をクリックします。最上位アセンブリも含め全コンポーネントが更新されます。
[[更新]ボタンで更新]オプションは、[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[アセンブリ]タブで設定します。
編集後にブラウザでナビゲートする
大規模なアセンブリでは、ブラウザで深くネストされたコンポーネントを編集することがあります(アセンブリ ツリー)。編集を終了したらすばやく最上位アセンブリに移動することができます。
次のいずれかの操作を実行して、編集をどこから継続するかを指定します。 クイック アクセス ツールバーで、次の操作を行います。
- 直前の編集環境に戻るには、[戻る]をクリックします。
- ブラウザ内で親にあたるコンポーネントに戻るには、[親に戻る]をクリックします。
- ブラウザ内で最上位にあるアセンブリに戻るには、[トップに戻る]をクリックします。