このトピックでは、モールド ベースのランナー システムで作成されるファイル、および金型アセンブリのその他のコンポーネント コマンドを確認します。
金型アセンブリにランナー システムを作成するには、ゲート位置、ランナー スケッチ、ランナー、ゲート、およびコールド スラグ ウェルを定義します。ゲート位置の初期定義で、Cover Mold フォルダに _RG (ランナー)ファイルが作成されます。[モデルブラウザ]で、CoverMold_RG.ipt を確認します。_RG ファイルはアダプティブ ファイルで、ファイル名冒頭にアダプティブ記号 が表示されます。ランナー システムを構成する各項目の作成とともに、_RG ファイルではすべての情報が更新されます。
- [CoverMold_RG.ipt]を右リックして、[開く]を選択します。次の図のように、ランナーが表示されます。
- [閉じる]をクリックして、このモデルを閉じます。
- Mold Design ブラウザを確認します。金型アセンブリでのコマンド実行により、[ランナー]、[ゲート]、および[コールド スラグ ウェル]ノードがモデルに追加されます。
[エジェクタ部品]、[スライダー]、[スプルー ブッシュ]、[位置決めリング]、[リフター]を追加すると、生成される全コンポーネントに対応してフォルダも作成されます。たとえば、このアセンブリでは次のフォルダが作成されます。
- エジェクタ
- リフター
- 位置決めリング
- スライダー
- スプルー ブッシュ
各フォルダのファイルは、金型ライブラリから生成されます。複数のコンポーネントを生成できるコマンドの場合、複数のグループがそのフォルダに作成されます。例えば、Group N.0 のフォルダは、アセンブリに追加される各エジェクタ ピン グループに生成されます。CoverMold.iam 金型アセンブリに存在するエジェクタ ピンのグループは 1 つのみであるため、フォルダは次のように表示されます。
- Windows エクスプローラで、Cover Mold Ejectors フォルダまで移動して、ファイルを確認し、ライブラリから生成されたファイルの命名規則を把握します。次のフォルダについても、展開、確認します。
- リフター
- 位置決めリング
- スライダー
- スプルー ブッシュ
- [モデル]ブラウザの表示を確認して、ブラウザの下部付近にある次のことを確認します。
- スプルー ブッシュの挿入時に _AG 156-7-0 ファイルが作成された。
- 位置決めリングの挿入時に _DHR 21 100-12 ファイルが作成された。
- _LY と、 _PZ アセンブリのうちの 1 つを展開します。ここでは、プラスチック成形品の突き出しに使用された 6 つの Group 1 _Ejector Pin# モデルが配置されています。
- Mold Design ブラウザ表示で、ノードがあることを確認します。[エジェクタ部品]、[スライダー アセンブリ]、[スプルー ブッシュ]、[位置決めリング]、[リフター アセンブリ]ノードが一覧表示される順番は、それらが金型アセンブリに追加される順番と同じです。
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