数多くの iAssembly には、相互交換が可能なサイズ バリエーションおよびコンポーネントがそれぞれいくつか必要となります。この例には、複数の内径、さまざまな継手バリエーション、およびシャフト長があります。
さまざまなコンポーネントの iPart を作成し、iPart テーブルにサイズ バリエーションを設定します。
[iAssembly を作成]テーブルで、テーブルにコンポーネントを追加します(各コンポーネントに対して 1 列)。各コンポーネント バリエーションに対してテーブルに 1 行ずつ追加し、設定可能なコンポーネントのサイズ バリエーションを指定します。各行は、iAssembly ファクトリのメンバとなります。
iAssembly は、メンバと呼ばれる少数または多数のバリエーションを備えた、構成、モデルです。メンバごとに直径や長さなどの一意の ID のセットがあります。メンバには、さまざまなコンポーネントがあります。たとえば、パワー トレインなど、各種のエンジン サイズを持つ車両用のコンポーネントなどです。
テーブルから iAssembly を管理できます。アセンブリ内で、テーブルの異なる行を選択することにより、1 つのメンバを同じファクトリの別のメンバに置き換えることができます。メンバを編集すると、部品表とパーツ一覧が自動的に更新されます。
iAssembly を編集してファクトリ テーブルを更新できますか?
通常のモデリング コマンドを使用して編集を自動キャプチャし、アクティブなメンバに適用できます。編集が適用されて iAssembly テーブルのメンバ行が更新されます。iAssembly ファクトリを開き、編集範囲をメンバ(アクティブなメンバ)に設定します。モデルに加えられた設定可能な変更により、テーブルの列のセルが編集されます。項目が以前に設定されていない場合は列が追加されます
他の編集方法として次のようなものがあります:
- アセンブリに配置されたメンバを右クリックし、[開く]を選択します。ファクトリの新しいウィンドウが開き、テーブルの値を編集できます。編集が終わると、アセンブリに配置されたメンバはテーブルの変更を反映するように更新されます。
- メンバを配置するときに行を作成でき、これによりファクトリが変更されます。
テーブル行を削除した場合、メンバにどのような影響がありますか?
ファクトリ テーブルでメンバ行が削除されたり、名前が変更された場合、メンバが配置されたアセンブリの参照が古くなります。以下のことができます。
- 親のないコンポーネントを新しいメンバに置き換えます。この操作は、[コンポーネント置換]に似ています。
- リンクを破り、メンバがファクトリから分離されて独立したファイルになるようにします。
- メンバを削除します。
- メンバを省略します。
メンバをアダプティブまたはフレキシブルにできますか?
アダプティブ機能とは、親アセンブリの変更がアダプティブ コンポーネントに影響することを意味します。iAssembly メンバへの編集によりファクトリ テーブルが更新されるため、アダプティブ機能はメンバには適用できません。
ただし、iAssembly のメンバはフレキシブルにできます。同じメンバの複数のインスタンスおよび同じアセンブリのさまざまなメンバがすべて同じ親アセンブリのコンポーネントになることができます。
iAssembly の子コンポーネントはアダプティブにもフレキシブルにもなることができます。アダプティブの場合、子コンポーネントは親コンポーネントの変更に関連してのみ更新されます。
iAssembly ファクトリを編集する場合、一度にアクティブにできるメンバは 1 つだけです。別のメンバに対するアダプティブ化が可能なコンポーネントは、そのメンバがアクティブになるまで更新できません。
iAssembly をドキュメント化するには、どうしたらよいですか?
iAssembly を図面化する場合、各メンバの図面が必要になる場合が よくあります。メンバは、値が少し違うだけの同じ注釈とテーブルを持っています。
- パーツ一覧
- メンバごとに含まれるコンポーネント、除外ステータス、パターンはさまざまなので、パーツ一覧はメンバごとに異なります。パーツ一覧に特定のメンバを表示して、メンバを互いに比較できます。
- 部品表
- iAssembly 専用の部品表ビューを使用して、iAssembly の最上位の部品表を管理できます。この部品表により、iAssembly の最上位項目の集約したビューを表示できます。構成された、部品のみの標準の部品表ビューは、iAssembly では使用できません。
- テーブル
- 選択されたデータを表示するカスタム テーブルを作成できます。データをxls または .csv ファイルからインポートすることも、空のテーブルを作成し、必要に応じてデータを移入することもできます。
図面ビューに関連した構成テーブルを作成できます。既定では、ファクトリのすべてのメンバが構成テーブルに含まれますが、テーブルを編集するときに非表示にすることができます。列ヘッダはファクトリで指定したとおりで、必要に応じて列を追加または削除できます。
iAssembly とポジション リプレゼンテーションはどのような点で異なりますか?
ポジション リプレゼンテーションと iAssembly はどちらも関係値、関係の省略ステータス、およびコンポーネントの配置を変更できます。
ポジション リプレゼンテーションとは、運動学的動作のさまざまな段階で同一の設計を表すことを意図した運動学的な研究のことです。たとえば、ドアの開閉やさまざまな回転数のエンジンなどです。iAssembly は、設計の休止状態の違いを取り込みます。違いには、新しい部品番号が必要なコンポーネント、材料、およびサイズの違いなどがあります。
ポジション リプレゼンテーションと iAssembly を合わせて使うことができます。たとえば、ショック アブソーバを考えてみてください。iAssembly を使って、全体のサイズを指定します。この場合、iMate をコンポーネントの新しいサイズに合わせて調整しなければならない可能性があります。ポジション リプレゼンテーションを使って、ショック アブソーバをさまざまに拡張して表示します。
DWF データをパブリッシュする
iAssembly ファクトリからパブリッシュすると、iAssembly テーブルを含んだ DWF ファイルが作成されます。ブラウザ内で目的の iAssembly テーブルをアクティブにして、
[エクスポート] [DWF ファイルにエクスポート]または[名前を付けて保存] [コピーを名前を付けて保存]の順にクリックします。DWF ファイル タイプおよび適切なオプションを指定します。
iAssembly メンバではどのような値を設定できますか?
- コンポーネントの除外
- テーブルを使用したコンポーネントの変換(ネスト)
- 固定または固定解除ステータス
- アダプティブまたはフレキシブル ステータス
- 関係値
- 関係の除外
- iMate 値、除外、名前、シーケンス番号、および適合リスト
- パラメータ値(アセンブリ フィーチャのパラメータを含む)
- iProperty 値
- アセンブリ フィーチャの除外
- デザイン ビュー リプレゼンテーション、ポジション リプレゼンテーション、および詳細レベル リプレゼンテーションの除外
- 部品構成(既定または参照)
- 部品表数量
- 部品番号