選択したパーツを FEA にエクスポートできないことが警告されます。
アクセス: |
リボン: [ダイナミック シミュレーション]タブ [結果]パネル [出力グラフ]および[FEA にエクスポート]の順にクリックします。FEA へのエクスポートでサポートされていないパーツを選択します。 |
次のメッセージが表示されます。
FEA へのエクスポートは、溶接グループ内に存在、もしくはアセンブリフィーチャ、もしくは接触力の影響を受けるオカレンスではサポートされていません。
[オカレンス ブロック]には、次のいずれかの理由で FEA にデータがエクスポートされないパーツが表示されます。
溶接グループ内のパーツ用 シミュレーション データは現在、FEA の AIP 構造解析 および ANSYS シミュレーション にエクスポートできません。この動作が生じた原因は、ダイナミック シミュレーションではシミュレーション時間の短縮の目的から、溶接グループ内の作用力が計算されないためです。
対処法: パーツを溶接グループから削除してから、標準 ジョイント を使ってグループにリンクすることができます。標準ジョイントの少なくとも 1 つは溶接ジョイントでなければなりません。このオプションによって FEA へのエクスポートが有効になりますが、拘束をジョイントに手動変換する場合はシミュレーションの速度が低下します。[拘束を標準ジョイントに自動変換]オプションがオンの場合は、溶接ジョイントが自動的に発生します。これは、シミュレーションを実行する前と、[出力グラフ]でタイム ステップを選択する前に行う必要があります。
アセンブリ フィーチャの影響を受けているパーツのシミュレーション データは、現在、FEA の構造解析および ANSYS にエクスポートできません。この動作が生じた原因は、構造解析で考慮されるのはパーツ ファイルのみですが、考慮対象外のアセンブリ ファイルにアセンブリ フィーチャが格納されているためです。
対処法: 可能な場合は、アセンブリ フィーチャを削除し、その作用力をパーツ フィーチャを使用して複製します。それ以外の対策はありません。
接触力の影響を受けているパーツのシミュレーション データは、現在、FEA の構造解析および ANSYS にエクスポートできません。この動作が生じた原因は、可動点に接触力が適用されていても、構造解析では面または固定点にかかる荷重しか解析されないためです。
対処法: それ以外の対策はありません。
この状況は、溶接内にパーツがある場合と似ています。サブアセンブリ内のパーツのシミュレーション データは、現在、FEA の構造解析および ANSYS にエクスポートできません。この動作が生じた原因は、ダイナミック シミュレーションではシミュレーション時間の短縮の目的から、サブアセンブリ内の作用力が計算されないためです。
対処法: パーツをサブアセンブリから削除してから、標準ジョイントを使ってグループにリンクすることができます。標準ジョイントの少なくとも 1 つは溶接ジョイントでなければなりません。このオプションにより FEA にエクスポートできるようになりますが、シミュレーションの速度は遅くなります。