Mold Design ブラウザのノードを理解する

このトピックでは、金型アセンブリの作成時、および成形用パーツの追加時に作成される Mold Design ブラウザのノードについて確認します。

Inventor Mold Design アプリケーションに戻り、ブラウザ表示が[Mold Design]に設定されていることを確認します。ブラウザの最初のノードは[リプレゼンテーション]ノードです。標準のアセンブリ設計機能と同様に、このノードによってコンポーネントの表示目的でビューリプレゼンテーションを作成できます。
[リプレゼンテーション]ノードの下には[cover]ノードがあります。この分岐ノードを展開します。[cover]ノードは成形用パーツ(_MP)を表します。すべての下位ノードは、成形品で直接実行されたコマンドを示します。
[cover]ノードを右クリック、[表示設定]をクリックしてその表示をオンにします。
[cover]ノードを右クリックして、[選択のみ表示]をクリックし、その他すべてのコンポーネントを非表示にします。これは、次の図に示すように成形用パーツのコアまたはキャビティです。

ブラウザの[cover]ノードには、モデルの方向、収縮、コアおよびキャビティ、パターン、ゲート位置などの重要な情報が含まれます。この情報はファイル内に保存されています。ファイル名の末尾に _MP が付加されている場合、成形用パーツファイルであることを示します。

[cover]ノードを右クリックし、[開く]をクリックします。CoverMold_cover_MP.ipt モデルが開きます。ブラウザを確認します。_MP ファイルには、コアおよびキャビティの設計に関するすべての情報が含まれます。このファイルでは、パーティング表面の作成に使用されたすべてのパッチサーフェスおよびランオフサーフェスを確認できます。
_MP ファイルの 4 つ目のノードは、元の成形用パーツファイルです。ブラウザ内の cover.ipt を右クリックして、[基準コンポーネントを開く]をクリックします。元の成形用パーツファイルが開き、モデル作成で使用する機能がすべて表示されます。

cover.ipt モデルを修正して、製品を変更することができます。変更内容は成形用パーツに反映されます。設計者は CoverMold_cover_MP の実行可能な成形品を編集して、どのような金型設計の要件にも合わせられます。