マテリアル ライブラリおよび外観ライブラリ

ライブラリは材料および外観のコレクションです。

材料と外観の両方を含むライブラリを作成することができます。

インストールされたライブラリ

オートデスク製品またはスイート製品のインストールには、アセット ライブラリが含まれます。各アセット ライブラリには、ライブラリ コンテンツの定義に必要なすべての情報が含まれています。ライブラリはカテゴリ別に分割されます。インストールされるライブラリは読み取り専用であり、ブラウザには、ライブラリの横にロックが表示されます。ロックされたライブラリの内容をカスタム ライブラリにコピーすることで、編集したり変更することができるようになります。

Autodesk Material Library には、さまざまな材料定義が用意されています。すべての製品およびスイートでは、このライブラリがインストールされ、共有されます。

Autodesk Appearance Library には外観のみが含まれ、コンポーネントの視覚的な説明を指定します。外観をオーバーライドできます。複数の製品およびスイートでこのライブラリがインストールされ、共有されます。

Inventor Material Library には、製造材料および外観の基本セットが用意されています。このライブラリがインストールされるのは、Inventor のみです。

Autodesk Inventor インストールには、Base Resolution Library と Low Resolution Library が含まれています。

ライブラリおよびプロジェクト

プロジェクト ファイルで、プロジェクトに関連付ける材料および外観のライブラリを宣言します。[材料]と[外観]セクションには、少なくとも 1 つのマテリアル ライブラリが必要です。ライブラリが 1 つしかない場合、別のライブラリを追加するまでこれを削除できません。

マテリアル ライブラリおよび外観ライブラリは、プロジェクトで参照される他のライブラリ(スタイル ライブラリなど)とは区別されます。オートデスク製品とともにインストールされるライブラリは読み取り専用です。カスタム ライブラリを、ファイル属性を使用して、読み取り専用または書き込み可能に設定できます。

カスタム マテリアル ライブラリを作成し、プロジェクト用のアクティブ ライブラリとして設定することができます。カスタム ライブラリを読み取り専用にするには、Windows エクスプローラのファイル プロパティを使用し、ライブラリ ファイルの属性を読み取り専用に設定します。マテリアル ライブラリのファイル名には、すべて拡張子 .adsklib が付きます。

アクティブ ライブラリ

プロジェクト エディタでは、アクティブ ライブラリの名前が太字で表示されます。ライブラリに材料と外観の両方がある場合は、[材料ライブラリ]と[外観ライブラリ]セクションの両方に追加することができます。両方を同時に有効にできます。アクティブなライブラリにより、QAT (クイック アクセス ツールバー)など、Inventor で材料一覧が表示または使用されるすべての場所にコントロールが挿入されます。プロジェクト ファイルにライブラリが 1 つしか存在しない場合、それが既定でアクティブ ライブラリになります。ライブラリが複数存在する場合は、アクティブ ライブラリを削除してもかまいません。そのアクティブ ライブラリの上にあるライブラリがアクティブ ステータスを継承します。

他のライブラリを探すには、リストから 1 つ選択するか、[既存のライブラリを開く]ブラウザ コマンドを使用してナビゲートすることができます。

旧型の色スタイルおよび材料スタイル

Inventor の標準の材料スタイルまたは色スタイルを修正していない場合、これらを次のリリースにマイグレーションする必要はありません。これらは既に移行されています。

ドキュメントを開くと、旧形式のマテリアルとカラーが保持されています。ドキュメントを保存すると、マイグレーション プロセスが完了します。旧形式のカラーを他のドキュメントで使用できるようにするには、マイグレーションした材料または外観をカスタム ライブラリに追加します。次のトピックを参照してください。

カスタム色と材料を旧リリースからマイグレーションして維持することができます。