作業フィーチャは、現在のジオメトリでは新しいフィーチャの作成や配置を行うために不十分な場合に使用する、抽象的な構築ジオメトリです。位置と形状を固定するには、フィーチャを作業フィーチャに拘束します。
リボンで、 [3D モデル]タブ [作業フィーチャ]パネル [平面] コマンドを使用し、フィーチャの 頂点 、 エッジ 、 面 、またはその他の作業フィーチャによって 作業平面 を定義します。アセンブリ以外では、作業フィーチャのコマンドで平面の選択を要求されたときに、 インライン で作業平面を作成できます。
作業平面は、軸、スケッチ平面、または終端平面を作成したり、断面図や切断面を配置するときに使用します。
次のような場合には作業平面を使用します。
作業平面を複数の円柱形状の中央に配置し、円柱状のフィーチャ間のパラメトリック寸法の基準に使用します。
3D フィーチャを作成する場合は、作業軸と作業平面の交差に作業点を配置します。この作業点を選択してスイープのパスを指定します。
作業平面は、空間の任意の向きに配置することも、既存のパーツ面からオフセットさせて配置することも、軸またはエッジを中心に回転させて配置することもできます。作業平面は、スケッチ平面として使用したり、他のフィーチャやコンポーネントの寸法記入や拘束に使用したりできます。アセンブリでは、別のコンポーネント上の 2 つの平面間に作業平面を作成できます。
各作業平面には、それぞれ内部座標系があります。ジオメトリが選択された順序によって、座標軸の原点と正の方向が決まります。
パーツの場合、作業平面は、他の作業フィーチャ コマンドの使用中にインラインで作成できます。[作業平面]コマンドは、作業平面が作成された時点で終了します。
アセンブリ で[3D モデル]タブの[平面]コマンドを使用すると、パーツ モデルではなくアセンブリ内に作業平面を定義できます。パーツを編集しているときに 1 つのパーツの平面間の中ほどに作業平面を作成できます。アセンブリでは、 中点 は選択できません。
Inventor R2011 で直接操作モデリングのテクニックが導入される前は、作業平面を作成する方法は[平面]コマンドのみでした。この従来の方法は、以前と同様に現在でも使用可能です。次の 1 つまたは複数の関係を使用して作業平面を定義します。