シュリンクラップを使用して、アセンブリの簡素な単一パーツ リプレゼンテーションを作成することにより、後工程のアセンブリやアプリケーションで容量とパフォーマンスを改善できます。シュリンクラップでは、派生コンポーネント コマンドをバックグラウンドで使用して、アセンブリから単一パーツを作成します。シュリンクラップでは、既存のデザイン ビュー リプレゼンテーションや詳細レベル リプレゼンテーションを使用して効率を高めることができます。表示されるコンポーネントだけが計算されます。
シュリンクラップ パーツでは、派生コンポーネント メカニズムを使用して、アセンブリから簡素なパーツ ファイルを作成します。シュリンクラップ コマンドにより、規則に基づくコンポーネントの削除や穴のパッチによるメリットが追加されます。シュリンクラップ サーフェス コンポジット(既定の設定)では、ディスクに最小限のファイルを作成して、シュリンクラップ ソリッドよりも速く計算を行います。サーフェス コンポジットは、メモリの利用量が少なく、アセンブリを使用する際のパフォーマンスを向上します。
シュリンクラップ サーフェス コンポジットは、元のコンポーネントの外観をすべて保持し、ねじのグラフィックスなどその他の視覚的フィーチャも保持できます。すべてのシュリンクラップ パーツは、シュリンクラップの作成前に派生元アセンブリのマス プロパティが計算される場合に、それらを保持します。
サーフェス コンポジット パーツは、干渉や衝突の検出処理には関係しません。コンポジット パーツは断面図で使用しないでください。
シュリンクラップは以下の利点をもたらします。
シュリンクラップ パーツを作成し、それをアセンブリの代替として詳細レベルで使用する際には、以下の 3 つのワークフローを利用できます。
シュリンクラップ パーツは派生パーツ ファイルです。シュリンクラップ パーツを編集するには、そのファイルを開き、派生パーツのブラウザでアセンブリを右クリックし、[派生アセンブリを編集]を選択します。便利なテクニックは、シュリンクラップ パーツを作成後に修正して、その中に必要な詳細が含まれるようにすることです。