[ジオメトリ]
この設定は、Showcase のメッシュへのモデルの変換をコントロールするために、AutoCAD と Inventor で使用されます。結果では、オブジェクトごとに 1 つのメッシュを使用する、詳細レベル 1 (1LOD)または複数の詳細レベルを表示できます。1LOD に設定すると、レンダリング パフォーマンスが向上します。これは、複数のパーツからなるモデルに適しています。
オプション
- 001 - すべての目的用: 既定の設定で、全般に適した選択です。さまざまな範囲で 3 つの異なる LOD が作成されます。この設定はほとんどのオブジェクトに適していますが、大きなオブジェクトが含まれ、地表面が含まれている可能性があり、ときに適度なクローズアップを使用する場合がある外部シーンに最も適していると感じるかもしれません。
- 002 - 大きなパーツ: 橋や都市の景観のような、大規模な設計に適しています。このスクリプトでは、大きなパーツ用に最適化された 3 つの LOD が作成されます。このスクリプトでは、ディテールはあまりよくレンダリングされませんが、[すべての目的]スクリプトよりも生成されるポリゴンの数が少ないので、中くらいから大きいオブジェクトの場合よりよいパフォーマンスとなります。
- 003 - ディテール: 携帯用の消費者製品のような小規模の設計に適しています。このスクリプトでは、小さなパーツ用に最適化された 3 つの OLD が作成されます。作成されるポリゴンの数は多くなりますが、小さなシーンの場合、品質がよくなります。また、ユーザにとっては重要なディテールが多く含まれる中サイズのシーンでもよい結果が得られます。この設定は、アイス スケートやダッシュボードのような小~中サイズのモデルに使用してください。ただし、大きく湾曲した面や形状にはお勧めできません。
- 004 - 1LOD 低: ポリゴン数がもう少し少ない 1LOD です。このオプションでは、大きなモデルではパフォーマンスが良く、クローズアップ部分で少し品質が下がります。
- 005 - 1LOD 中: ポリゴン数が中程度の 1LOD です。このオプションは、中サイズのモデルに適しています。
- 006 - 1LOD 高: ポリゴン数が多い、1LOD です。このオプションは、小さなモデルに適していますが、パフォーマンスには大きく影響します。
表示スタイル(抽象的およびリアリスティック)
オプションのタイプは、2 つの一般タイプ(抽象とリアリスティック)のいずれかです。抽象スタイルは、進行中の概念設計や作業に使用することをお勧めします。これは、オブジェクトの相対サイズや比率が明確に表示されるためです。リアリスティック スタイルは、もっと高度な設計に使用することをお勧めします。これは、詳細がより明確に表示されるためです。
オプション
- [リアリスティック - 影なし]: パフォーマンスが高速となります。
- [リアリスティック ー 周囲光の影]: スクリーン スペース アンビエント オクルージョン(SSAO)が有効で、薄い影が表現されます。指向性の環境の影は無効化されます。
- [リアリスティック - 影]: 指向性の環境の影が有効で、周囲光の影は無効化されます。
- [リアリスティック - 影と周囲光の影]: これが既定のビジュアル スタイルです。周囲光の影と環境の影の両方が有効化され、シーンがよりリアルにハードウェア レンダリングされます。
- [リアリスティック - レイトレース]: このオプションでは、最もリアルなビジュアル スタイルが再現されます。レイトレースを使用することで、オブジェクトは互いに反射し合います。レイトレースのその他の利点は、透明度とシーンの照明がより正確にレンダリングされる点です。
- [抽象 - 立体感のない色]: このオプションでは、シェーディングなしでモデルが表示されます。ジオメトリのエッジが表示され、マテリアルがそのテクスチャの平均色でレンダリングされます。周囲光の影、反射、環境光は表示されません。
- [抽象 - トゥーン色]: このオプションでは、シーンは漫画のイラストのようにレンダリングされます。ジオメトリのエッジが表示され、マテリアルの平均色が使用されます。周囲光の影と反射は表示されません。
- [抽象 - シェーディングされたテクスチャ]: このオプションでは、モデルがシェーディングされて表示されます。ジオメトリのエッジが表示され、テクスチャを使用してマテリアルがレンダリングされますが、反射やバンプは表示されません。周囲光の影と反射は表示されません。
- [抽象 - テクニカルイラスト] これは、反射マテリアルを使用したモデルのイラストレーションに理想的な選択です。テクスチャと環境の反射が有効化されます。周囲光の影は表示されません。ジオメトリと環境の両方がイラストレーションとしてレンダリングされます。
- [抽象 - リアリスティック(エッジあり)]: このオプションでは、モデルがリアルにレンダリングされ、ジオメトリ エッジを追加することによって外観が向上します。周囲光の影と環境の反射は有効化されます。
照明スタイル(Showcase 背景環境)
[環境を現在の照明スタイルに一致させる]は、現在アクティブになっているファイルの照明スタイルと一致します。
この設定は、デザインに視覚的なコンテキストを与えます。環境は、単純なバックグラウンド イメージではありません。環境は、デザインの表面に周囲にあるものが映るように、光を投じます。選択はかなり主観的になりますが、次のガイドラインを参考にしてください。[Showcase 環境]メニューで、環境を小さいデザイン用の環境に設定します。次の設定で、「モデルの方が大きい」場合は、小さいデザインの最大長さ寸法をメートル単位で指定します。[大規模環境]メニューで、環境を指定した値を超える長さ寸法を持つデザイン用の環境に設定します。[Showcase 環境]メニューと[大規模環境]メニューのオプションは同じです。
[現在の照明スタイルに環境を一致させる] は、照明スタイルに基いて適切な環境を自動的に選択する Inventor の設定です。オンの場合、この設定は無効になり、環境を手動で選択できます。
[Showcase 環境]メニューと[大規模環境]メニューのオプション
次の環境は、サイズが 70 m までの大きなデザインにお勧めします。
- [草原] (建物サイズ - リアリスティック)
- [白い部屋] (建物サイズ - 抽象)
- [黒い部屋] (建物サイズ - 抽象)
次の環境は、サイズが 7 m までのデザインにお勧めします。
- [田舎道] (車サイズ - リアリスティック)
- [昼光石膏クレーター] (車サイズ - リアリスティック)
- [夜明けの砂漠道] (車サイズ - リアリスティック)
- [波止場] (車サイズ - リアリスティック)
- [乾燥湖底] (車サイズ - リアリスティック)
- [展示ホール] (車サイズ - リアリスティック)
- [夜の広場] (車サイズ - リアリスティック)
- [夜の道路] (車サイズ - リアリスティック)
- [古い倉庫] (車サイズ - リアリスティック)
- [セプルベダ] (車サイズ - リアリスティック)
- [シュトゥットガルト] (車サイズ - リアリスティック)
- [一般」 (車サイズ - 抽象)
- [楽屋] (車サイズ - 抽象)
- [写真スタジオ] (車サイズ - リアリスティック)
次の環境は、サイズが 1 m までの小さなデザインにお勧めします。
- [無人ラボ] (椅子サイズ - リアリスティック)
- [ID 硬質木材] (椅子サイズ - リアリスティック)
- [ID ブルーム] (椅子サイズ - 抽象)
- [ID ボックス スイープ] (椅子サイズ - 抽象)
- [ID 単純なスカイライト] (椅子サイズ - 抽象)
- [ID 速度] (椅子サイズ - 抽象)
- [ID テクニカルイラスト] (椅子サイズ - 抽象)
[環境地表面レベル] (Revit の[Environment Ground Level]): モデルとの関係で地表面を指定します。地表面には、モデルの影が映ります。この平面は、モデルの一番下に配置(Inventor のグラウンド面と同様)するか、ユーザが設定(AutoCAD と Revit のみ)することができます。この詳細をユーザに尋ねることは、建築物に役立ち、地下に詳細を持つことができます。
[環境をモデルの中心に]: モデルを移動することなく環境を中心に配置することから、推奨する設定です。Inventor の拘束を読み込む場合や、複数のファイルからシーンを構成する場合には、モデルを移動することはお勧めできません。
[オブジェクト アニメーション]
[拘束からアニメーション動作を作成]は、Inventor でのみ利用できます。この設定では、アニメーション動作に変換される拘束を選択できます。これは、機械モデルに適しています。なぜなら、アクションで異なる拘束を表示したり、スライドにトリガーや動作を追加できるからです。