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[標準コンポーネントを更新]コマンドは、アセンブリ内の標準のコンテンツ センター パーツを更新します。
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ヒント: コンテンツ センター ライブラリを設計チームと共有する場合、通常は[標準コンポーネントを更新]を使用してください。この更新により、すべてのチーム メンバが最新の標準パーツで作業できるようになります。
更新プロセスは、2 つの手順から成ります。
- アセンブリ解析: アセンブリ内に配置され、コンテンツ センター ファイルの場所に保存されるコンテンツ センター標準パーツは、設定済みのコンテンツ センター ライブラリ内のファミリと比較されます。標準パーツが、ライブラリ内の対応するファミリ メンバと異なる場合は、更新の一覧に最新ではないことを示すマークが付けられます。
- 更新: 更新する標準パーツを選択します。更新プロセスを実行します。更新プロセスの実行時に、標準パーツの一覧が更新されます。更新が完了すると、ログ ファイルで結果を確認できます。
注: コンテンツ センターのコンポーネントを更新プロセスに含めるには、現在のプロジェクト ファイルで指定されているコンテンツ センター ファイルにコンテンツ センターのコンポーネントを保存する必要があります。
ライブラリのファミリ メンバが既存の標準パーツと違う場合、アセンブリ内にある標準パーツが最新ではなくなります。次の理由によりこの違いが生じる場合があります。
- 標準のコンテンツ センター ライブラリから標準パーツを配置し、その後に標準ライブラリの新しいバージョンを設定した場合。配置済みの標準パーツに対応するファミリのメンバは、新しい標準ライブラリで変更されます。
- ユーザ ライブラリから標準パーツを配置し、対応するファミリ メンバがユーザ ライブラリで編集された場合。
- ユーザ ライブラリから標準パーツを配置し、更新ツールを使用して、ライブラリのマイグレーションと同期化を行った場合。更新ツールによって、配置済みの標準パーツに対応するファミリ メンバが変更されます。
- ユーザ ライブラリから標準パーツを配置し、対応するファミリ メンバまたはユーザ ライブラリが利用できなくなった場合。そのファミリ メンバが現在利用可能なライブラリからコピーされた場合、パーツは、[標準コンポーネントを更新]ダイアログ ボックスで[より最近]とマークされます。このパーツは親ファミリを使用して更新できます。利用できる親ファミリがない場合、パーツは[使用不可]とマークされます。
標準パーツを古いものに指定する編集
標準パーツに対応するファミリ メンバ パーツ ファイルが編集によって変更された場合、その標準パーツは最新ではなくなります。次の編集は、メンバ パーツ ファイルの変更につながります。
- ファミリ テンプレート パラメータまたは iProperty にマップされたファミ テーブルでの変更(値、列の式、およびマッピングでの変更を含む)
- ファミリ テンプレート パラメータまたは iProperty にマップされたファミ プロパティでの変更(値、ファミリ テンプレート、およびマッピ グでの変更を含む)
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ファミリ テンプレートの置き換え
メンバ パーツ ファイルは次の場合、変更されません。
- ファミリ名が変わったが、ファミリ表示名にはマップされていない場合。
- ファミリのサムネイル画像が変わった場合。
- カテゴリ パラメータへのマッピングが変わった場合。
- ファミリが、[コピー先]コマンドによってユーザ ライブラリにコピーされた場合。
- ファミリがマイグレーションされたが、更新ツールで同期化されていない場合。
- テンプレート パラメータまたは iProperty にマッピングされていないファミリ列を編集する場合。さらに、編集されたデータが、テンプレート パラメータまたは iProperty にマッピングされている列の式で使用されていない場合。
配置時の標準パーツの自動更新
ファミリ メンバをアセンブリに配置するとき、コンテンツ センター ファイル フォルダに存在する対応するパーツ ファイルが確認されます。ファミリ メンバがアセンブリ内に既に配置されている場合や、コンテンツ センターから開かれる場合、パーツ ファイルは存在します。パーツ ファイルが見つからない場合、新しいパーツ ファイルが作成されます。パーツ ファイルが存在する場合、コンテンツ センター ライブラリのファミリ データと比較されます。パーツ ファイルとライブラリ内のファミリ メンバ間に相違がある場合、次に行うべき手順は、[配置の際に古い標準部品を更新]オプションの設定によって異なります。
- このオプションがオンの場合、元のパーツ ファイルは、ライブラリのファミリ データに対応する新しいパーツ ファイルと置換されます。同じファミリ メンバが別のアセンブリに配置されている場合、新しいパーツは自動的にそれらのアセンブリの元のパーツと置き換わります。
- このオプションがオフの場合、コンテンツ センター ファイル フォルダの標準パーツがアセンブリ内に配置されます。標準パーツは、コンテンツ センター ファミリと同期されません。[標準コンポーネントを更新]コマンドを使用して、標準パーツを更新します。
注: [アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[コンテンツ センター]タブで設定されている[配置の際に古い標準部品を更新]オプションを表示します。