このセクションでは、成形品のプロセス設定を定義します。
[成形品プロセス設定]コマンドは、選択した材料および成形品の形状に基づき適正な金型温度、樹脂温度および射出時間を決定します。最適な成形条件によって、成形品の充填がエラーなく確実に完了するようになります。[成形品プロセス設定]コマンドを実行する前に、材料を定義する必要があります。また、少なくとも 1 つのゲート位置が存在していなくてはなりません。
- リボンで、[金型レイアウト]タブ > [金型レイアウト]パネル > [コア/キャビティ]をクリックします。
- リボンで[コア/キャビティ]タブ > [プラスチック パーツ]パネル > [成形品プロセス設定]をクリックします。
- [成形品プロセス設定]ダイアログ ボックスで、既定の設定を保持し、[推奨]タブを選択します。
既定では、シミュレーションは、最大射出圧力限界、成形機射出時間、成形機の型開閉時間などの材料プロパティの値で実行されます。これらは、Autodesk Moldflow 材料データベースから出されたものです。あるいは、これらの値を上書きして独自の値を使用することができます。
- 求める表面仕上げとして、[光沢低]を指定します。
- [成形品プロセス設定]ダイアログ ボックスで[開始]をクリックします。
- [解析実行中]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
- 金型温度、樹脂温度、射出時間の結果について注意します。このシミュレーションから得られた結果は、次のトピックで成形品充填シミュレーションを実行するために使用されます。
- [サマリー]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
- リボンで[コア/キャビティ]タブ > [プラスチック パーツ]パネル > [成形品プロセス設定]をクリックします。
- [設定]タブ上の値がシミュレーションによって算出された値に更新されていることに注意します。
- [成形品プロセス設定]ダイアログ ボックスで[キャンセル]をクリックして、更なる変更を行わずにダイアログ ボックスを閉じます。
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