コンストラクション環境で境界パッチを作成する

エッジの閉じた境界から平面または 3D サーフェスを作成するには、[境界パッチ]を使用します。接線条件(G1)または接触条件(G0)を各エッジに適用し、パッチを作成する前に結果をプレビューします。最初の閉じたループを選択すると、2 番目のループの選択を開始できます。

エッジ チェーンでの選択は接線連続である必要があります。エッジ チェーンの最後の選択を取り消すには、右クリックし、右クリック メニューから[最後の選択を取り消し]を選択します。必要に応じて繰り返し、余計なエッジを削除します。一覧から項目を削除するには、その項目を選択して[Delete]を押します。

注: 主にインポートされたサーフェス データで使用します。最良の結果を得るために、スカルプ、シェル、厚み/オフセットなどのその他のフィーチャの作成には、境界パッチを使用しないでください。

エッジのチェーンから境界パッチを作成する

  1. リボンで、 [コンストラクション]タブ [サーフェス]パネル [境界パッチ] の順にクリックします。
  2. 閉じたループを定義する接線連続のエッジのチェーンを選択します。
  3. [条件]の下にある矢印をクリックし、各エッジまたは選択した複数のエッジに境界条件を選択します。既定では、エッジは G0 です。
    注: 連続エッジのエッジ条件は、同一である必要があるため、選択したサーフェス エッジのうち、前のエッジの接線エッジまたは連続エッジであるものはすべて結合され、単一のエッジとしてリストされます。
  4. 別の閉じたループを選択することもできます。
  5. 境界パッチ フィーチャを作成するには、[OK]をクリックします。
注: 領域選択は、平らなパッチに制限されています。領域が平らでない場合は、最初のループを選択し、[他を選択]を使用して選択可能なジオメトリを切り替えて、クリックして選択します。
ヒント:

マルチスレッド

境界パッチ フィーチャでは、複数のプロセッサが搭載されたマシンまたはマルチコア プロセッサが搭載されたマシンのマルチスレッド処理が活用されます。マルチスレッド処理は、環境変数 OMP_NUM_THREADS に基づいて行われます。この変数がまだ定義されていない場合は、Autodesk Inventor のインストーラによって自動的に設定されます。

OMP_NUM_THREADS 変数の値を編集すると、境界パッチによって使用されるスレッド数を調整できます。この値は、マシン上の論理プロセッサの数と一致するように Autodesk Inventor のインストーラによって既定で設定されます。

環境変数 OMP_NUM_THREADS の設定

Autodesk Inventor の既定値は最適な値として提供されていますが、環境変数 OMP_NUM_THREADS の値を減らすことにより、境界パッチのパフォーマンスを向上できる場合があります。OMP_NUM_THREADS を 1 に設定すると、境界パッチでマルチスレッド処理を完全に無効にすることができます。環境変数 OMP_NUM_THREADS は、コマンド プロンプトを使用して設定することも、コントロール パネルから設定することもできます。