ネイルボード図面で、セグメントやすべてのタイプのワイヤ(ケーブル ワイヤを含む)を整列し直すことによって、図面内の注釈や表示を分かりやすくすることができます。
個別のワイヤやセグメントをドラッグし、手動で整列することができます。[ファン イン]と[ファン アウト]コマンドを使用して、複数のワイヤ先端を自動的に整列することもできます。
ワイヤとセグメントを移動すると、これらに関連付けられたプロパティも移動され、元のオフセットと相対位置が維持されます。ワイヤの先端がファン インの状態になると、関連するワイヤまたはピンのプロパティ(寸法など)は非表示になります。パーツのプロパティは、表示されたままとなります。
再整列する前にワイヤは、回転中心を配置しなくても整列することができます。
また、ワイヤは[ファン イン]および[ファン アウト]コマンドを使用して自動的に整列することができますが、セグメントではできません。
新しいネイルボードのファン イン状態とファン アウト状態は、[ハーネス設定]または[ネイルボード ビュー]ダイアログ ボックスを使用して設定します。
ネイルボードを作成してハーネスを配置した後は、[ネイルボード]タブまたは右クリック メニューの[ファン イン]、[ファン アウト]コマンドを使用して、ファンの状態を変更することができます。
ファン アウト状態のワイヤ先端は常に、現在のワイヤ表示設定で表示されます。ネイルボードを作成した後は、 [ネイルボード]タブ [編集]パネル [ファン アウト] をクリックして並べ替え方向と角度を変更するか、右クリックして右クリック メニューを使用します。
[ハーネス設定]ダイアログ ボックスの[ネイルボード]タブか、[ネイルボード ビュー]ダイアログ ボックスを使用して、ファン インの設定を行うことができます。ネイルボード図面を作成した後は、ファン イン表示を変更する方法は、[ネイルボード設定]ダイアログ ボックスの[表示]タブを使用する方法のみになります。ファン イン状態のワイヤ先端およびケーブル ワイヤ先端の表示には、次の 2 つのオプションがあります。
既定では、ファン アウト状態のワイヤは、ワイヤが出てくるセグメントの端点の周りに均等に分散されます。ワイヤは、ピン名のプロパティに基づいて、時計回りの方向に 90 度の角度に配置されます。
ワイヤが配線される想像上の線がセグメントから延長され、ワイヤはその線から指定された角度で分散されます。
角度は、分散されたワイヤ先端の総角度です。先端の間の角度は、先端の数と、指定した総角度に基づいて計算されます。
ワイヤ先端が複数のコネクタにアタッチされている場合、ファン アウトはこれらのコネクタに従ってグループ化されます。それぞれのグループの間に、間隔が設けられます。
既定では、ワイヤ先端がファン イン状態にあるとき、それらは互いに重ねられ、セグメントから延長した想像上の線にワイヤの中心が合わせられます。ワイヤ先端が複数のコネクタにアタッチされている場合、ファン インはグループ化され、それぞれのグループの間に間隔が設けられます。
ワイヤ先端がファン アウト状態のときにワイヤをハーネスに追加するか、ハーネスから除去すると、ファン アウト角度は、元の角度と変更したワイヤ先端の数を使用して再計算されます。関連するプロパティ テキスト ボックスがある場合は、新しい位置に更新されます。
ワイヤ先端がファン イン状態のときにワイヤを追加または除去をしても、ワイヤは現在の表示状態のままとなります。