ラスタ ビューを使用する

「ラスタ ビュー」 では、図面ビューの正確な計算が終了する前に、図面を確認または図面注記を作成できます。

ラスタ ビューは、グラフィックス ウィンドウの緑のコーナー記号、およびブラウザの特別なアイコンでマークされます。ラスタ ビュー アイコン上にカーソルを置くと、正確な計算の進行状況を示すツールチップが表示されます。

正確なビューが計算されている間、ラスタ ビューに注釈を記入できます。たとえば、以下を実行できます。

• 寸法を追加する
• 記号または注記を追加する
• テーブルを追加する
• バルーンを作成する
• パーツ一覧を作成する
• 投影ビューまたはその他の図面ビューを作成する

ラスタ ビューを使用して作業する方法を表示する

注: [アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[図面]タブのラスタ ビューの使用を制御します。[バックグラウンドでの更新を有効にする]オプションを選択し、ラスタ ビューを表示させます。[バックグラウンドでの更新を有効にする]ボックスをオフにして、ラスタ ビューの表示をスキップし、すべてのビューが正確に計算されるまで待機します。

ラスタ ビューでは使用できない機能

自動中心線	ラスタ ビューでは作成できません。
自動バルーン	このコマンドは、ラスタ ビューでは使用できません。
モデル フィーチャ	ラスタ ビューのエッジとして選択することはできません。

ラスタ ビューでは異なる働きをするフィーチャ

接線モデル エッジ	ラスタ ビューでは、常に表示されます。プロパティまたは表示設定は、編集できません。
干渉エッジ	ラスタ ビューでは、表示されません。
参照パーツ	このジオメトリは、ラスタ ビューでは不完全な場合があります。
穴テーブル	ラスタ ビューでは、[ビュー]および[フィーチャ]オプションは使用できません。
ねじ注釈	ねじフィーチャは、ラスタ ビューには表示されません。新規または既存のねじ注記は、ビューが正確な状態になると、ねじフィーチャにアタッチされます。
印刷	図面にラスタ ビューが含まれる場合は、現在のビューを印刷するか、すべてのビューが正確になるまで待つか、印刷をキャンセルすることができます。 ヒント: ラスタ ビューの印刷はお勧めしません。印刷されたラスタ ビューのジオメトリは、正確なビューと異なる場合があります。
AutoCAD DWG、DWF、または PDF へのエクスポート	ラスタ ビューの図面では、終了できません。ビューの計算が進行中の場合、進行状況バーが表示されます。計算を終了する、または[エクスポート]をキャンセルするまで、待機できます。
保存して閉じる	ラスタ ビューを含む図面は、保存して閉じることができます。図面を再び開くとラスタ ビューは自動的に再計算され、正確になります。

図面ビューの計算

正確な図面ビューは、バックグラウンドで計算されます。ビューの計算が終了するまで、各ラスタ ビューの別々のプロセスが実行されます。

ラスタ ビューは、計算が終了するとすぐ、自動的に正確になります。正確なビュー ジオメトリが表示され、グラフィックス ウィンドウから緑のコーナー記号が消えます。ラスタ ビュー アイコンが、ブラウザの標準図面ビュー アイコンと置き換えられます。

正確な図面ビューは、モデルの情報を使用します。モデルが使用できない場合や、図面が保留モードの場合、計算は後で実行され、ラスタ ビューは正確に変換されません。