スプライスのタイプを指定するには、スプライスの埋め込み長さの値を設定します。いずれのスプライス タイプでも、スプライス ピンはスプライスの中央に位置付けされます。スプライス ピンまでのすべてのワイヤの長さが計算され、スプライスの埋め込み長さがワイヤの長さに加算されて、調整後の長さの値が決定されます。
オーバーラップ スプライス の場合、埋め込み長さの値は、ワイヤが重なる量です。 突合せスプライス の場合は、次のようになります。
埋め込み長さを、スプライスのカスタム プロパティとして設定します。定義またはオカレンス レベルのいずれかに値を設定します。
埋め込み長さを示したオーバーラップ スプライス
埋め込み長さが 0(ゼロ)の突合せスプライス(ワイヤは中心まで)
埋め込み長さが負の突合せスプライス(ワイヤはワイヤ先端まで)
スプライスまたはスプライス ピンが負の埋め込み長さを持つ場合、次のことが発生する場合があります。
いずれの場合でも、ワイヤにエラーが発生していることを示す記号がブラウザに表示され、そのワイヤは、作成するネイルボード図面には含まれません。また、負の長さを持つワイヤまたはワイヤ先端にスプライスが接続されている場合や、セグメントに負の長さを持つワイヤまたはワイヤ先端のみが含まれている場合も、スプライスとセグメントはネイルボードに含まれません。 |
ワイヤ先端が負の長さを持つ場合は、いったんスプライスの負の埋め込み長さの値を追加してから、ワイヤ先端の全体の長さが正になるようにワイヤに長さを追加すれば、このエラーを回避できます。