金型は熱を吸収して金型外に伝達するため、熱交換器として考えることができます。
金型の主な熱源は、キャビティに充填された高温の樹脂です。ホット ランナーも熱源になります。
金型充填中の除熱は、次の 3 つのメカニズムによって行われます。
溶融樹脂からの熱供給に加えて、ホット ランナーおよびマニホールドによっても金型は加熱されます。冷媒が気温よりもはるかに高温である場合は、冷媒は熱源となります。
空気の層が、効果的な熱伝達を妨げることがあります。このため、金型インサートと金型プレートの間のエアー ギャップ、および冷却管内のエアー ポケットを除去する対策を講じます。
成形品の表側と裏側の温度差を最小限に保持し、高精度が要求される成形品では 10℃ を超えないようにします。