冷却に関する考慮事項
プラスチック成形品の設計において、冷却のさまざまな側面と、それらが成形品に与える影響を考慮することが重要です。
このセクションの内容
冷却時間
冷却時間
は、保圧過程完了から突出までの所要時間です。この冷却時間に成形品の中心部にある材料が固化温度 (ビカット軟化点) に達し、固体になります。通常、冷却時間はサイクル タイム全体の 80% を占めます。
突出可能温度
突出可能温度は、この温度より低下すると樹脂が固化する温度です。
熱伝達
金型は熱を吸収して金型外に伝達するため、熱交換器として考えることができます。
均一な冷却
均一な冷却により、効率的な熱伝達が達成できます。
効果的な除熱
効果的な除熱によりサイクル タイムを短縮できます。
冷媒流による熱伝達
冷媒流が層流から乱流に変化すると、熱伝達の効果は高くなります。
冷却システムの方程式
理論的には、冷却時間は成形品の最大肉厚の 2 乗、およびランナーの最大直径の 1.6 乗に比例し、溶融樹脂の熱拡散率に反比例します。
親トピック:
冷却システム