射出圧縮プロセスは、連続プロセスまたは同時プロセスのいずれかです。
圧縮装置が速度制御されている間は、連続プロセスでも同時プロセスでも射出圧縮成形には、なにも制限は発生しません。しかし、圧縮装置の制御が力制御に移行した同時プロセスでは、成形プロセスに要する時間が長くなることがあります。使用しているプレス力を超えるプレス力になっても、解析は継続します。
連続
射出装置(充填、保圧)と圧縮装置(速度制御、圧縮力)は同時には動作しません。充填と保圧が完了しない限り、圧縮は始まりません。
連続射出圧縮
ここで、
- 上の線は射出装置を表します。A = 充填過程、B = 保圧過程。
- 下の線は圧縮装置を表します。C = プレス待機時間、D = プレス圧縮時間、E = 冷却過程、F = 型開閉時間。
同時
射出装置(充填と保圧)および圧縮装置(速度制御、力制御)は同時には動作することが可能です。圧縮は、保圧過程中に開始します。
同時射出圧縮
ここで、
- 上の線は射出装置を表します。A = 充填過程、B = 保圧過程。
- 下の線は圧縮装置を表します。C = プレス待機時間、D = プレス圧縮時間、E = 冷却過程、F = 型開閉時間。