3D モデルで座屈解析を実行することが可能となりました。メッシュ集約を使用しない場合、[3D 反りアドバンス オプション]ダイアログ ボックスで、[座屈]解析タイプを選択できます。
[座屈]解析タイプ オプションを有効にするには、[反り]を含む解析順序を選択し、[プロセス設定ウィザード]で[次へ]をクリックし、[反り設定]ページにアクセスします。[メッシュ集約と 2 次四面体要素の使用]オプションを非選択にし、[アドバンス オプション]をクリックして[3D 反りアドバンス オプション]ダイアログ ボックスにアクセスします。[反り解析タイプ]オプションのリストから[座屈]を選択します。
薄肉の射出成形品では、金型内の残留応力下で座屈が発生する可能性があります。経験的に、反り問題に古典的座屈解析を使用することで、クリティカル座屈荷重を正確に予測できることがわかっています。古典的座屈方法が有効に機能するのは、射出成形品の座屈前の形状変化がきわめて少ないからです。
旧リリースでは、座屈解析を実行する機能は Midplane 解析でのみ利用可能でした。大規模な 3D モデルの座屈解析で使用する従来の固有値ソルバは、過剰なコンピュータ メモリと計算時間を要するため、実際のアプリケーションでの使用は現実的ではありませんでした。