コンフォーマル冷却を使用することで、成形品から目標とする除熱を実現できます。冷却(FEM)ソルバーを使用することで、これらの複雑な冷却管を解析に組み込むことができるようになりました。
製品の品質を向上し、サイクル タイムを短縮するために、いくつかの現在の金型設計では、従来の円形断面の冷却管の代わりに、パーツの輪郭に沿った複雑な形状を持つ、高度に最適化された冷却管を採用しています。これらの形状および可変断面はビーム要素で表現する場合、あまりにも複雑すぎ、成形品の冷却の正確なシミュレーションは不可能です。
新しいコンフォーマル冷却機能により、任意の断面形状と方向を持つ冷却管のモデリングが可能になります。
コンフォーマル冷却管は CAD モデルとしてインポートした後、メッシュを生成し、金型モデルの 3D 構成要素として組み込みます。この方法では、高度な数値流体力学(CFD)シミュレーション テクノロジを利用して、冷媒流を解析することができます。新しい「速度、冷却管(3D)」結果に追加された新しい Streamline プロット オプションにより、冷却管を流れる水の速度とパスを表示することができます。
注: コンフォーマル冷却解析を実行するには、有効な Autodesk Simulation CFD デスクトップ ライセンスが必要です。または、Autodesk Simulation CFD と Autodesk Simulation Mechanical の機能が含まれているAutodesk Sim 360 Moldflowを使用する必要があります。
急速加熱冷却解析もコンフォーマル冷却管を使用して実行できます。
注: 金型モデルには、ビーム要素によって表現する従来の冷却管と、それとは独立した、3D 要素によって表現するコンフォーマル冷却管を混在させることができます。
重要: 従来のビーム要素を使用して表すことができる冷却管の圧力降下の結果を、最速かつ最も正確に取得するには、3D リプレゼンテーションではなく、ビーム リプレゼンテーションを使用してください。