モデルの拘束

応力解析で、荷重に反応したモデルの剛体運動 (グローバル並進移動と回転) が発生しないように、成型品の収縮を干渉せずに、拘束をモデル ノードに適用します。

成形品を拘束する理由

構造解析の実行時には、剛体運動を防止するため、どんな拘束システムも適用できます。剛体運動とは、剛体を構成するすべての点の相対位置が変更しない運動を指します。

一般的な空間の剛体運動は 6 つの構成要素があります (3 つの直交並進移動と 3 つの直交回転)。このことは、モデルに設定する必要がある拘束自由度の最小数も 6 つであることを意味します。実際には、グローバル座標系またはローカル座標系のどちらが、モデリングする物理的状態をより的確にシミュレーションできるかを決定する必要があります。

注: 既定では、モデルの全ノードの 6 つの自由度が「自由」になっています。モデルを拘束するには、1 つまたは複数のノードに対して、どの自由度を拘束するか指定してください。

モデル拘束タイプ

次の拘束タイプを設定できます。

構造拘束

ノードで必要な自由度の組合せを拘束します。これには、完全、ピン、一般拘束が含まれます。

スプリング拘束

ノードにスプリング拘束を適用します。