[結果および比較]ダイアログで Autodesk® 360 Energy Analysis を確認する際、このテーブルは、解析対象モデルのエネルギー消費に影響する主要な要素の概要を示します。気象関連の要素には、場所、気象ステーション、および屋外温度があります。
プロジェクトの場所です。[位置の気象および外構]ダイアログで指定します(このダイアログには[エネルギー設定]ダイアログからアクセスできます)。
このプロジェクトで使用する気象ステーションです。[位置の気象および外構]ダイアログで指定します(このダイアログには[エネルギー設定]ダイアログからアクセスできます)。
カーボン ニュートラルなデザインのためには、プロジェクトの場所の気象データを把握することが必要になります。Autodesk では、1 年間の 1 時間ごとの気象データを提供しています。これには、乾球温度、露点温度、相対湿度、風速と風向、直接通常放射、大域拡散水平放射、雲被覆率などがあります。
米国の多くの地域には微気候条件があり、実際の外構の気象が、最も近い気象ステーション(通常は空港にあります)と大きく異なる場合があります。Autodesk では、世界中の事実上どこにあるプロジェクトの場所からも 14 km 以内の地点に、仮想の気象ステーションを設けています。
デザイン プロセスの気候のシミュレーションでは、少なくとも、乾球温度および湿度のデータと季節風のパターンを考慮して、自然換気の方法を検討するようにしてください。
プロジェクトの場所における最高温度と最低温度です。
解析対象モデルの総床面積です。
解析対象モデルの実壁面積(総壁面積 - 開口部)です。
一戸建て住宅の場合、冷暖房負荷は、主に建物のエンベロープ(外面)で決まります。内部負荷(照明、人、および装置)の影響は大きくありません。
商業施設のプロジェクトの場合、冷暖房負荷は、内部の熱増加(人、照明、および装置から発生する熱)と建物のエンベロープの両方に起因します。建物タイプや外部開口率によって、HVAC 負荷の気象への依存度が増減する場合があります。
条件付き屋内スペースの照明にかかる面積あたりの電力の建物全体の平均値(ワット)です。
解析対象モデルに適用される既定値は、ASHRAE 90.1 エネルギー基準で定められた効率の最小要件に基づいています。既定値は、学校や小売店の建物など、建物タイプによって異なります。
占有密度の既定値です。この既定値は、換気と許容室内空気質に関する ASHRAE 62 規格に基づいています。
占有密度(占有スペースの面積あたりの人数)は、解析対象モデルのエネルギー消費量に 2 つの点で影響します。
1 キロワット時(kWh)あたりの電気代です(米国ドル)。料金は、州規模、地域規模、または全国規模の公共料金の平均に基づいています。時間帯別(TOU)料金は地域や建物のサイズによってさまざまで複雑であるため、解析では、TOU 料金ではなく従量制料金を採用しています。
サームあたりの燃料費です(米国ドル)。料金は、州規模、地域規模、または全国規模の公共料金の平均に基づいています。