オフセット パラメータを使用する

オフセット値パラメータは、位置基準からの距離にジオメトリの位置を変更します。位置合わせパラメータとは異なり、位置基準の外側にジオメトリを配置することができます。y および z 方向の両方に梁またはブレースをオフセットすることができます。

梁またはブレースをオフセットするには

  1. 梁またはブレースのいずれかを選択します。要素の位置基準がアクティブになります。
  2. [ジオメトリの位置]にあるプロパティ パレットでは、次のオフセット パラメータを調整できます。
    • [y オフセット値]には、正または負のオフセット距離を入力します。

      正のオフセットを入力するとジオメトリが右に再配置され、負のオフセットの場合はジオメトリが左に再配置されます。この再配置は、要素の描画方法によって異なります。次の梁は上部(開始点)から下部(終了点)に描画されています。

      正の y オフセット値 負の z オフセット値
    • [z オフセット値]には、正または負のオフセット距離を入力します。

      ジオメトリの再配置の方向は、z 位置合わせパラメータによって異なります。正の z オフセット値の場合は、断面図は常に位置基準に対して上または下に移動します。詳細については、下記の例を参照してください。

    • ヒント: 梁またはブレースの開始点と終了点を個別にオフセットする場合は、[yz 位置合わせ]パラメータに[独立]を選択します。これで、梁とブレースのいずれかの終点にオフセット パラメータが使用できます。

梁の構造モデルは位置基準に基づいて移動します。

次の例の青い点は、始点から端点方向を見た場合の、梁の立面図ビューの位置基準を表します。

y オフセット
負の値 ゼロ 正の値
z オフセット
z 位置合わせ 負の値 ゼロ 正の値
上部
中心/基準点
下部

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