境界条件とは異なり、初期条件は解析の開始時のみに適用されます。主に非定常解析を行う場合に使用しますが、定常解析(特に温度)を行う場合にも有用なことがあります。
初期条件タスクの表示
[設定] (タブ)またはデザイン スタディ バーに初期条件コマンドが表示されない場合は、次の操作を行って有効にします。
- アプリケーション メニュー ボタン(左上隅)をクリックします。
- オプションをクリックします。
- 表示タブで初期条件タスクアイコンを表示の設定をはいにします。
注: 変更を確認にするには、Autodesk Simulation CFD を閉じ、再度開く必要があります。
初期条件の種類
初期条件として適用できる量には7種類があります:
- 流速
- 圧力
- 温度
- スカラー
- 湿度
- 蒸気品質
- 流体の高さ
それぞれの量についての詳細は、ここをクリックしてください。
体積条件でしかない液面高さを除き、すべてはサーフェスまたはボリュームに適用できます。
[液面高さ]条件を使用して、自由サーフェス シミュレーションの液体の初期位置を指定します。
初期条件の適用
- 選択モード(ボリューム、サーフェス、エッジ)を 設定(タブ) > 選択(パネル)から選択します。
- 初期条件パネルで編集をクリックします。
- エンティティを選択します。
- 条件の種類を設定します。
- 単位を設定します(該当する場合)。
- 条件の再初期化をチェックします。実行されている非定常シミュレーションについて、再初期化を使用して、選択したパーツの状態を指定された値にリセットします。たとえば、流れ解析の終了後に温度を最初期化して、温度の経時変化を確認する場合などです。
- 値を指定します。
- 温度に静温度または全温度、あるいは圧力に静圧またはゲージ圧など条件に固有の設定を適用します。(初期条件の種類によって、必要なエントリの数は異なります。)
- [適用]をクリックします。
削除ボタンは、選択されたエンティティから選択された初期条件を削除します。
注: 定常流れ解析に流速初期条件を適用することはお勧めしません。多くの研究結果によると、ほとんどの定常流れ計算に対して最適な流速初期値はデフォルトの0である。