- 2次元モデルのエッジをサーフェス部品として使用することはできません。
- サーフェス部品材料を壁面のサーフェスに設定する必要はありません。固体部品上のサーフェス部品は、単に壁面として認識されるだけです。さらに、外部境界上にサーフェス部品を作成した場合(反対側には材料の指定が無い)についても、単に壁面として認識されます。
- Autodesk Simulation CFD では、板金部品の板厚を考慮するため、サーフェス部品を流れボリュームの外部表面に設定することは推奨しません。(薄い板金の厚みをシミュレートするために設定する場合もあります)。外部伝熱計算境界条件の適用(熱流束、熱伝達率条件)についても、同様に推奨しません。これ原因は、外部境界上のサーフェス部品の計算は完全に正しく行われているわけではないため、すなわち、その材料と厚さの情報は計算に含まれないためです。従って、外部境界上のサーフェス部品の厚さ方向の温??勾配は計算されません。外部壁面へのサーフェス部品適用の代替策は、外部サーフェスをそのまま壁面として残す方法です。この結果、外部サーフェスに設定された伝熱計算境界条件が正しくシミュレーションに組み込まれます。
- 複数のサーフェス部品の積層構造により、材料の積層構造を設定することはできません。薄い材料の積層構造を定義するためには、積層材料の熱伝導率の計算手法に基づいて等価熱伝導率を求め、この値を使用した単一のサーフェス部品を作成しなければなりません。
- サーフェス部品は、完全に3次元ボリュームに取り囲まれなければならない。サーフェス部品は、3次元モデルの外部まで拡大してはならない。
- サーフェス部品を含むモデルのメッシュを変更し、保存した収束計算から計算を継続することはできません。メッシュが変更された場合、解析は、最初から開始しなければなりません。 (収束計算数0から)
- サーフェス部品は、押し出しメッシュ部品と接触してはなりません。
CAD特有のガイドライン
Autodesk® Inventor
サーフェス部品を作成する簡単な方法は、作成したいサーフェス部品形状が含まれる3次元部品を作成することです。
流体としてボリュームのメッシュを作成し、ボリュームサーフェス上のサーフェス部品として前章にて説明した通り、ボリュームに流体メッシュを作成し、設定したいサーフェスにのみサーフェス部品材料を設定します。
Pro/Engineer
サーフェス部品として設定したいサーフェスは、単独の部品として作成し、これを取り囲む流体部品、その他のサーフェス部品、3次元部品から構成されるアセンブリに組み込むことができます。サーフェス部品が部品上のキルト フィーチャとして組み込まれている場合、Autodesk Simulation CFD では、この部品を正しく読み込むことができないか、メッシュ作成に問題が発生します。さらに、サーフェス部品は交差してはならず、交わってはなりません。しかしながら、エッジに沿った複数のサーフェス部品は、利用できます。サーフェス部品はその他の部品に接続されてはならず(完全にばらばら)、独立して作成されなければならない。 その後、部品としてアセンブリに組み込む必要があります。
Granite起動方法で起動した場合、キルトはサポートされないことに注意します。キルトはMechanicaメソッドを使用して起動した場合にのみサポートされます。
注: Mechanica の起動方法は、Autodesk® Simulation CFD 360 ではサポートされていません。
Solid Works
Pro/E Wildfireと同様、サーフェス部品は、独立した部品あるいは3次元部品のサーフェスフィーチャーとしてアセンブリに組み込むことができます。サーフェス部品は交差することができ、お互いに交わることもできます。また、接続されていないサーフェスが3次元モデルに存在することができます。