[結果の照会][照会]
[現在の結果]を選択すると、[照会 : 結果]ダイアログが表示されます。表示されている結果のタイプに応じて、節点、要素、または面を選択して、現在の結果を表示します。節点結果(変位、応力、温度など)によって、節点の座標(必要に応じて、変位なし、および変位後の座標)、その節点を使用する要素(応力など要素ベースの結果の表示時)、および現在の結果のコンター値が示されます。要素結果(熱流束など)によって、要素番号と現在の結果のコンター値が示されます。面結果(熱流量など)によって、要素および面番号、および現在の結果のコンター値が示されます。結果にはすべてのスムージング設定が含まれます。
別のオブジェクト(節点、要素、あるいは面)をクリックすると、この画面の情報が更新され、現在選択されているオブジェクトが反映されます。[Ctrl]キーを押した状態にすると、次の項目に関する情報が(昇順で)現在の表示に追加されます。
平衡の温度は、選択した要素が環境への熱を失うことなく平衡に達することができるかを把握できる温度として考えることができます。これは、次の方法を基準としています。
(mi x Cpi x dT)の積分を(mi x Cpi)の積分で除算、どちらも Ti から Tequil の範囲で積分。
これは、2 質点系の場合、簡単に視覚化できます。一方の質量による失われる熱(T2 から Tequil の範囲での m2 x Cp2 x dT の積分)は、もう一方の質量により得られる熱(T1 から Tequil の範囲での m1 x Cp1 x dT の積分)に相当します。このため、比熱対温度のグラフ下の領域は等しくなります。図 1 を参照してください。
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平衡の温度 Tequil は、一方の質量 Q2 により失われる熱量が別の質量 Q1 により得られる熱量と等しくなる温度です。比熱 Cp の曲線対温度 T 下の領域は、Q1 および Q2 で等しくなります。 |
図 1: 2 つの質量の平衡温度計算 |
[値を保存]ボタンをクリックすると、[結果をエクスポート]ダイアログが表示されます。ファイル名、およびエクスポート結果の場所を選択します。[結果をエクスポート]ダイアログの[追加]チェック ボックスをアクティブにしてから、[保存]ボタンをクリックして現在の結果を既存のファイルに追加します。 または、既存のファイルが現在の結果で上書きされます。
節点や要素は、マウスで選択した場合のようにモデル内でハイライト表示されます。([表示] [外観]
[表示スタイル]
[フィーチャ]によって)フィーチャ ラインのシェーディングされていないビューを表示すると、ハイライト表示されたオブジェクトがモデル内のどこにあるかがわかりやすくなります。
このコマンドを選択すると、[照会: 荷重および拘束]ダイアログが表示されます。 [選択][選択]
[荷重および拘束]を使用すると、選択対象が荷重および拘束オブジェクトに限定されます。選択対象をさらに限定する場合、[選択]
[フィルタ]を使用すると、選択対象とする荷重および拘束を選択できます。任意の荷重または拘束を選択すると、荷重または拘束の種類、それらが適用される節点または要素、座標、および関連情報が[照会: 荷重および拘束]ダイアログに表示されます。荷重または拘束をさらにクリックすると、この画面の情報が更新され、現在選択しているオブジェクトが反映されます。 [Ctrl]キーを押した状態にすると、次のオブジェクトに関する情報が現在の表示に追加されます。
このコマンドを選択すると、[照会: 距離と角度]画面が表示されます。点を連続してクリックすることによって、この画面には次の情報が表示されます。
このコマンドを選択すると、[照会: 最大結果サマリー]ダイアログが表示されます。 このダイアログ ウィンドウには、表示されている現在の結果コンターに基づき、モデル内のすべての節点、またすべての荷重ケースまたはタイム ステップに関する最大の結果が表示されます。すべての節点には、非表示パーツ上および非表示要素上の節点や、ソリッド パーツ内側またはブリック要素パーツ内の節点が含まれます。結果は、結果値に基づき降順で並べ替えられます。
[値を保存]ボタンをクリックすると、[結果をエクスポート]ダイアログが表示されます。ファイル名、およびエクスポート結果の場所を選択します。[結果をエクスポート]ダイアログの[追加]チェック ボックスをアクティブにしてから、[保存]ボタンをクリックして現在の結果を既存のファイルに追加します。 または、既存のファイルが現在の結果で上書きされます。
MES または非線形ビーム要素を選択すると、[照会]パネルにオプション[ビーム応力の詳細]および[ビームひずみの詳細]が表示されます。これらのコマンドによって、プロセッサにより計算される応力およびひずみが表示されます。
[ビーム応力の詳細を照会]ダイアログの情報の形式は次のとおりです。
Part Element Section Intx Inty Intz State S1-1 S1-2 S1-3
ここで
3 つの方向すべてにおける多くの積分点で構成されるビーム要素を想像してみてください(長さに沿った軸 1、断面の平面における軸 2 および 3)。応力およびひずみの出力はすべての積分点で示されるため、積分オーダが 2x2x2 に設定されている場合、各要素では、各要素に関する 8 行の結果が出力されます。
要素内の積分点(Intx、Inty、Intz)の 3D 位置(X、Y、Z)を特定します。これは、形状に応じて次の計算で実施されます。
長方形
Y = C(Inty,TINTy)*height*0.5、中立軸から計測、軸 2 方向
Z = C(Intz,TINTz)*width*0.5、中立軸から計測、軸 3 方向
円
R = radius/2
R = R + C(Inty,TINTy)*R and Shear and Moment Diagrams
α = (2π/TINTz)*(Intz-1)
Y = R*cos(α)、中立軸から計測、軸 2 方向
Z = R*sin(α)、中立軸から計測、軸 3 方向
中空円
R = (Ro+Ri)/2
R = R + C(Inty,TINTy)*(Ro-Ri)/2
α = (2π/TINTz)*(Intz-1)
Y = R*cos(α)、中立軸から計測、軸 2 方向
Z = R*sin(α)、中立軸から計測、軸 3 方向
ここで
量 C (i, 積分オーダ)は、次の表に基づきます。
積分オーダ | C(i, Integration Order) | ||||||
i = 1 | i = 2 | i = 3 | i = 4 | i = 5 | i = 6 | i = 7 | |
1 | 0 | - | - | - | - | - | - |
2 | -1 | 1 | - | - | - | - | - |
3 | -1 | 0 | 1 | - | - | - | - |
4 | -1 | -0.333 | 0.333 | 1 | - | - | - |
5 | -1 | -0.5 | 0 | 0.5 | 1 | - | - |
6 | -1 | -0.6 | -0.2 | 0.2 | 0.6 | 1 | - |
7 | -1 | -0.666 | -0.333 | 0 | 0.333 | 0.666 | 1 |
[一般断面]
各セクションはそれぞれ別個の 4 角形として扱われます。C(i,j)は、位置の特定に直接適用されます。
[予設定断面]
各セクションは以下のようにそれぞれ別個の 4 角形のように扱われ、セクション番号を伴います。
このコマンドを選択すると、[照会: モデルの統計]ダイアログが表示されます。 節点、要素、荷重ケース、およびパーツの数がダイアログに表示されます。また、各パーツの詳細が示されます。
このコマンドを選択すると、[照会: 要素情報]ダイアログが表示されます。 任意の要素を選択すると、要素番号、要素タイプ、およびこの要素を作成する節点が画面に表示されます。要素をさらにクリックすると、この画面の情報が更新され、現在選択している要素が反映されます。 [Ctrl]キーを押した状態にすると、次の要素に関する情報が現在の表示に追加されます。
[指定]ボタンを押すと、要素情報を表示するパーツ番号と要素番号を入力できます。カンマ(,)で区切ることによって複数の要素を入力できます。たとえば、[要素番号]フィールドにテキスト 1、14、21 (クォーテーション マークなし)を入力すると、指定したパーツの要素番号 1、14、21 が選択されます。
1 つまたは複数の要素は、マウスで選択した場合のようにモデル内でハイライト表示されます。([表示]: [表示]: [フィーチャ]によって)フィーチャ ラインのシェーディングされていないビューを表示すると、ハイライト表示されたオブジェクトがモデル内のどこにあるかが分かりやすくなります。
応力解析でビーム要素を選択すると、[グラフ]パネルの[結果の照会]タブで次のコマンドを使用でき、せん断ダイアグラムおよびモーメント ダイアグラムを描画できるようになります。
ダイアグラムは選択したビーム要素からのみ描画または削除されます。モデル内のその他のダイアグラムは影響を受けません。同じ要素上に同時に 2 つのせん断ダイアグラムを表示することも、2 つのモーメント ダイアグラムを表示することもできません。同じ要素上には、1 つのせん断および 1 つのモーメント ダイアグラムを表示できます。
せん断およびモーメント ダイアグラムの方向は、次の図に示される規則に従います。図において、値の記号(せん断の V2 またはモーメントの M2)は「線形結果」ページの「要素力およびモーメント」パラグラフに説明される規則に従うことに留意してください。
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せん断ダイアグラムの方向。節点 I の矢印によって、要素のどの側にダイアグラムが描画されるかが制御されます。 軸 2 方向のせん断は軸 1 および 2 の平面に描画されます(上図)。軸 3 のせん断は軸 1 および 3 の平面に描画されます。 |
モーメント ダイアグラムの方向。矢印によって、要素のどの側にダイアグラムが描画されるかが制御されます。 軸 2 を中心にするモーメントは軸 1 および 3 の平面に描画されます(上図)。軸 3 を中心にするモーメントは軸 1 および 2 の平面に描画されます。 |
このコマンドは熱解析でのみ使用できます。このコマンドを選択すると、[照会: 平均膜係数]ダイアログが表示されます。
モデルの 1 つまたは複数の面を選択できます。この画面により、これらの面にわたって選択されている面、平均膜係数 h がレポートされます。h の計算に使用される計算式は次のとおりです。
h = 平均膜係数
q = 面 i までの面の熱流量
T i = 面 i を定義する節点の平均温度
= [環境温度]ボタンを押すことで定義する必要のある環境温度
A i = 面 i の領域
[プローブ]コマンドにより、プローブ モードがアクティブになります。モデル上でマウスを動かすと、プローブが表示され、(選択方法に応じて)その節点、要素または面に関する現在の結果値が示されます。プローブを節点上に残す場合は、表示領域を右クリックして、[プローブを追加]コマンドを選択します。
[最大]および[最小]コマンドは、現在の結果の最大値と最小値のある節点に、それぞれポインタを表示します。必要に応じて、[最小/最大節点]オプションをアクティブにして、節点番号を各プローブに追加します。このオプションは、[プローブ]パネルのプルアウト セクションにあります。
最後に、[プローブ]パネルのプルアウト セクションには、既定で有効になっているオプション、[接触診断プローブ]があります。これらの診断プローブは、表面接触解析中に発生するくい込みまたチャタリングを示します。このオプションをクリックして、接触診断プローブの表示/非表示を切り替えます。