解析を実行する前に、モデルに対してチェックを実行することをお勧めします。これは、[解析]
[解析]
[モデルをチェック]コマンドをクリックすることによって行われます。モデルをチェックする目的は、FEA モデルが対象であることをユーザが確認できるようにすることです。穴や不明な境界条件はありません。チェックは[結果]環境で実行されます。
ジオメトリ デコーダによって、モデル内のすべてのラインが、有効な要素がこれらのラインから形成可能な方法によって接続されていることが確認されます。モデル内に正当な要素の形成に使用できないラインが存在するなどのデコーディング問題が生じている場合、警告ダイアログが表示されます。このダイアログを使用すると、ユーザはテキスト ファイル内の警告を確認できます。
ジオメトリ警告の深刻度に応じて、プログラムは[結果]環境に進むか、以下のリストに従っていません。
1. クリーン モデル:警告なし、モデルは[結果]環境に表示されます。モデルの検査後、[FEA エディタ]環境に戻ります。
2. 軽度の警告:警告ファイルが生成されますが、モデルは[結果]環境に表示されます。テキスト ファイルおよび[結果]環境の警告を使用して、問題の原因を特定します。この種のエラーの発生源は次のとおりです。
3. 重大な警告:警告ファイルが生成されます。モデルは生成されません。このため、[結果]環境は表示されません。警告ファイルのテキストで問題を特定してから、インタフェースに戻り、それらを修正します。この種のエラーの発生源は次のとおりです。
モデルが設定されたら、[解析]
[解析]
[シミュレーションを実行]コマンドをクリックして解析を実行できます。[解析ウィンドウ]ダイアログが表示されます。
[オプション]
[解析]タブの[自動解析]の設定に応じて決まります。 バッチ解析などいくつかのオプションでは、[自動解析]を非アクティブに(チェック解除)する必要があります。 解析の進捗は[詳細 >>]ボタンを押すことによって確認できます。ダイアログが展開され、解析の詳細を伴うログ ファイルが表示されます。ログ ファイルを更新する頻度は[モニタレート]フィールドにより制御されます。[モニタレート]を長めに設定すると、更新前にログ ファイルをスクロールすることが容易になります。(解析の完了後は、ログ ファイルおよび要約ファイルを[レポート]タブから確認できます。)
一部の解析タイプでは、解析時に[結果]環境にモデルが表示されます(自動監視)。これによって、解析時に結果が予期された挙動であるかを監視できます。解析が継続されている間は、[結果]環境のすべての標準機能を使用できます。自動監視を提供する解析タイプには、次のものが含まれます。
[荷重ケース オプション]
[自動的に進む]コマンドで、自動監視を有効に戻すことができます。 その他の解析タイプでは、解析が完了すると、モデルが[結果]環境にロードされます。
解析をライブではなく、時間を置いて実行するようにスケジュールできます。詳細については、「解析のスケジュール」ページを参照してください。
現在のコンピュータから別のコンピュータへ解析を送って実際の解を得ることや、コンピュータのクラスタを使用して解析の解を得ることも可能です。通常、これは別の場所にあるより強力なシステムを利用する目的で行われます。
[オプション]
[解析]
[リモート実行を設定]を最初に設定する必要があります。解析実行中は、リモート コンピュータで解析が実行されるため現在のコンピュータは自由になります。解析完了後は、結果が元のコンピュータにコピー バックされるとともに、[結果]環境に結果が表示されます。上述される結果の自動監視は、リモート サブミッション時は利用できません。
[オプション]
[解析]
[リモート実行を設定]を最初に設定する必要があります。解析実行中は、コンピュータのリモート クラスタで解析が実行されるため現在のコンピュータは自由になります。解析完了後は、結果が元のコンピュータにコピー バックされるとともに、[結果]環境に結果が表示されます。上述される結果の自動監視は、リモート サブミッション時は利用できません。
[オプション]
[解析]
[ウィンドウズ MPI クラスタを設定]を最初に設定する必要があります。解析実行中は、現在のコンピュータによってクラスタ内のその他のマシンへの解の分配が管理されるため、現在のコンピュータは自由ではありません。解析の完了後は、[結果]環境に結果が表示されます。 リモート コンピュータまたはクラスタを次のとおり選択できます。
[オプション]
[解析]タブの[自動解析]チェック ボックスが非アクティブ(チェック解除)になっていることを確認してください。 そうでない場合は、[シミュレーションを実行]コマンドが実行されたときに、現在のコンピュータで即座に解析が開始されます。
[解析]
[シミュレーションを実行]コマンドを使用します。これによって、解析ダイアログが開きます。 対象のコンピュータがクラスタ(分散型メモリ処理)の場合、モデルで次のオプションが設定されていることを確認してください。
そうでない場合、Linux マシン上で解析を手動で実行するには、次の手順に従う必要があります(同じ手動手順を Windows 上で使用できます。このとき解析をローカルで実行する場合にファイルをコピーする必要はありません)。
[解析]
[モデルをチェック]コマンドを実行します。