Arruda-Boyce 材料特性

材料モデルは 2D、ブリック、および 4 面体要素で使用できます。Arruda-Boyce 材料モデルは、ゴム材料のモデル化に使用される超弾性材料モデルです。Arruda-Boyce の実施は、体積保持変形モードに対応する Ogden 材料挙動に従います。Arruda-Boyce 材料特性を以下に示します。これらの特性に加え、いくつか「等方性材料特性」を定義する必要が生じることがあります。

カーブ フィッティング ルーチンを使用するには、[要素の材料指定]ダイアログの[カーブ フィット]をクリックします。このルーチンによって、計測済みの応力-ひずみデータを使用して材料定数が計算されます。

この材料のポテンシャル関数は次のとおりです。

ここで、C1= 1/2、C2= 1/20、C3= 11/1050、C4= 19/7000、C5= 519/673750 です。

このモデルは、立方体の中心から角に 8 つのばねが放射的に伸びる代表体積要素から開発されたため、8 鎖モデルと呼ばれます。

ポテンシャルは第 1 不変量によってのみ決定します。物理的解釈は、一般的な変形状態の作用の下で 8 つのチェーンが等しく伸張します。第 1 不変量は、この伸びを直接表します。

Mu

Mu (μ )は、次のように整合的なせん断ヤング率(μ 0 )に関連する定数です。

伸張ロッキング

伸張ロッキング(λm)は、高分子網目鎖が完全に伸び、剛体となったために応力が無限になる伸張です。応力-ひずみ曲線の勾配は、この伸張の近似値で急上昇します。通常、この値は曲線フィッティング アルゴリズムにより計算されます。

K

K は、次のように体積弾性率(K 0)に関連する定数です。

K 0 = 2K