衝突平面は、3D 空間内の任意の方向に配置できる剛性境界サーフェスであり、MES/非線形解析で使用できます。衝突平面とパーツ間での自動接触は可能です。ただし、パーツが平面にくい込むことはできません。すべての要素が平面の適切な側面に配置されるように必要に応じて衝突平面を定義します。衝突平面は、[スライド/はね上がりなし]と[完全に一般的]の 2 つのタイプから選択します。衝突平面の設定を変更して、衝突の挙動を修正したり、解析の収束の向上を図ることもできます。
[オフセット使用]: オフセットの入力を有効にします。
[X =]: 指定した値だけ全体平面から衝突平面をオフセットします。
[タイプ]: 衝突平面のタイプを選択します。接触後にオブジェクトが衝突平面から離れないようにする場合は、[スライド/はね上がりなし]を使用します。この場合、オブジェクトは平面に沿ってスライドします。オブジェクトが衝突平面からはね上がるようにする場合は、[完全に一般的]を使用します。[スライド/はね上がりなし]は、接触後にオブジェクトが平面から跳ね返らないようにする必要がある場合にのみ使用します。このタイプの平面を使用すると、計算時間が短くなります。
衝突平面の設定を変更するには、[セットアップ] [接触]
[衝突平面]
[設定]をクリックします。
[平面の許容誤差]: 衝突平面とオブジェクトが接触していると見なす距離を指定します。節点と衝突平面の間隔がこの許容誤差の範囲内である場合、接触剛性が適用されます。衝突平面のくい込みを回避するには、相当大きな値を指定します。
[最小時間ステップ サイズ]: モデルが衝突平面にくい込むのを回避するために、プロセッサで時間ステップ サイズを減少する回数をコントロールします。