荷重および拘束

このセクションで説明する荷重および拘束は、非線形解析に限定して適用されます。その他の荷重および拘束については、「一般情報(複数の解析タイプで共通)」の「荷重および拘束」セクションで説明します。
重要: また、「一般的な考慮事項」、および「一般情報」の「荷重および拘束」ページの「重複した頂点への荷重と拘束の適用」の情報も参照してください。

[荷重]

非線形解析の荷重は、解析機関の経過につれて変化します。これは、荷重曲線により制御します。荷重の多くは、荷重曲線に割り当てられます。複数の荷重は、同じ荷重曲線に沿う場合があり、大部分の場合、個々の荷重は異なる荷重曲線に割り当てられます。次の一覧を参照してください。

また、一部の要素タイプを、荷重の作成に使用できます。トラス要素とビーム要素には、荷重曲線に割り当てられていない予荷重があります。アクチュエータ要素は、2 つの節点間の距離の制御に使用できます。各パーツのアクチュエータ要素を、別の荷重曲線に割り当てることができます。

荷重曲線は、2 つの方法を使用して作成できます。1 つ目は、荷重曲線エディタに、荷重ダイアログから直接アクセスする方法です。2 つ目は、[解析パラメータ]ダイアログの[荷重曲線]タブを使用する方法です。

詳細情報を参照する荷重のリンクをクリックします。

[荷重]

荷重曲線

ビーム プリロード

初期荷重をビーム要素に追加して、予荷重と予応力を作成します。

遠心力荷重

モデル全体が、1 つの荷重曲線に割り当てられた遠心力荷重に従います。

分布荷重

異なる分布荷重を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

異なる力を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

重力または加速度

モデル全体が、1 つの荷重曲線に割り当てられた重力に従います。

静水圧

異なる表面の圧力を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

初期速度

速度は荷重曲線に割り当てられません。

集中質量

質量は荷重曲線に割り当てられません。

モーメント

異なるモーメントを異なる荷重曲線に割り当てることができます。

強制変位

異なる変位を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

圧力または表面力

異なる表面の圧力を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

プローブ

正確には荷重ではありませんが、他の荷重に影響を与えるモデルの節点へのマーカーです。

リモート荷重および拘束

荷重のタイプに基づいて、荷重曲線が適用されます。

温度

すべての温度が、1 つの荷重曲線に従います。

可変荷重

異なる表面の圧力を異なる荷重曲線に割り当てることができます。

電圧

すべての電圧が、1 つの荷重曲線に従います。

注:
  • Riks 解析は、節点力とモーメント以外の荷重を使用しません。
  • 非線形材料による固有値解析は、集中質量以外の荷重を使用しません。

拘束

拘束は、解析を通して一定です。もちろん、衝突面と表面間接触は、パーツが接触している場合にのみ、モデルに影響を与えます。それ以外では、入力値は解析全体を通して一定です。

ヒント: 強制変位は、節点が一時的に解放される必要がある場合に、境界条件の代わりに使用できます。強制変位は、節点を解放する消滅時間を得られます。