解析対象の周波数/モード数の定義方法
[解析パラメータ]ダイアログ ボックスを開きます(ツリー表示で[解析タイプ]を右クリックして[解析パラメータを編集]を選択するか、[セットアップ] [モデル セットアップ]
[パラメータ]をクリックします)。
テキスト出力ファイルのデータをコントロールする
次の入力および中間計算結果を概要テキスト ファイルに出力できます。これらのオプションのオン/オフの設定は、結果環境に表示される解析結果には影響しません。
高度な設定
[解析パラメータ]ダイアログ ボックスの[その他]タブでは、[質量表現]ドロップダウン ボックスで 2 種類の質量表現([集中]または[整合的])のいずれかを選択できます。集中質量は要素の質量を節点に配置します。整合質量は体積全体に要素の質量を分布させます。整合質量オプションを指定した場合、解析ステップごとの有効荷重ベクトルの計算が著しく長くなる点に留意してください。集中質量と異なり、整合質量の解析に伴う追加の作業が妥当と限らない場合が多くあります。
[データ ストレージのための割り当てメモリの比率]フィールドでは、プロセッサ内部のアレイ内の使用可能な RAM の総容量に対する、予約 RAM の容量を指定できます。解析によっては、実行時に大きな値の入力が必要になる場合もあります。
解法オプション
[解法]タブでは、使用するソルバーのタイプを設定します関連情報については、「使用可能なソルバー タイプ」も参照してください。
[ソルバーのタイプ]では次のオプションを指定できます。
#DOF / #Freq > 10,000 である場合、サブスペース AMG ソルバーを使用します。それ以外の場合は、BCSLIB-EXT スパース ソルバーを使用します。
ここで、
このように、既定の周波数の数(5)に対して、自由度が 500,000 以上のモデルは、サブスペース AMG ソルバーを使用します。
Windows の場合のみ、BCSLIB-EXT ソルバーでは、環境変数 USERPROFILE で指定されたフォルダに一時ファイルが作成されることがあります。既定では、この変数は %SYSTEMDRIVE%¥Users¥Username フォルダに設定されます。ここで %SYSTEMDRIVE% はオペレーティング システムがインストールされるドライブで、通常は C: です。BCSLIB-EXT ソルバーから返されるエラー番号 -701 または -804 は、一時ファイルを格納するためのハード ディスク スペースが不足していることを意味します。このエラーが発生する場合、USERPROFILE 変数を十分なハード ディスク スペースを提供できるフォルダに変更します。環境変数の変更方法については、Windows のヘルプおよびオンライン サポートを参照してください。
[ソルバーのメモリ割り当て]: このフィールドでは、[BCSLIB-EXT]ソルバーのスパース マトリックス解決中に使用するメモリ量をコントロールします。一般的に、割り当てるメモリの容量を多くするほど、解析の処理時間は短くなります。既定値は 100% です。この設定は、サブスペース AMG ソルバーを選択するとグレー表示になります。
上述したように、どちらのソルバーも、コンピュータに複数のスレッド/コアがある場合は、これらを利用できます。[スレッド/コアの数]ドロップダウン メニューは、使用するスレッド/コアの数をコントロールします。解析の所要時間を最短にするために、利用できるすべてのスレッド/コアを使用できます。また、解析と同時に他のアプリケーションを実行できる計算能力が必要な場合は、より少ない数の予備のスレッド/コアを使用することを選択できます。
サブスペース反復セクション
[サブスペース反復]セクションは、サブスペース AMG ソルバーを使用している場合に、このソルバーにのみ適用されます。
ベクトルのゼロ以外の正の数を指定した場合、プロセッサはベクトルの数に、次の 2 つの選択肢のうち、 最大値 を使用します。