Windows クラスタの設定

このセクションの情報は、Autodesk Simulation のデスクトップ製品にのみ適用されます。Autodesk Simulation Mechanical 360 には適用されません。[Windows MPI クラスタを設定する]オプションは、360 バージョンの[プログラム オプション]ダイアログ ボックスの[解析]タブには表示されません。

コマンドの起動方法:

Windows クラスタは次の解析タイプに適用できます。

新しい Windows クラスタを作成するか、既存のクラスタを編集するには、[ウインドウズ MPI クラスタ オプション]ダイアログ ボックスを使用します。このダイアログ ボックスでは、クラスタ名および利用可能な節点を入力したり、節点(コンピュータ)のリストを入力することができます。

[新規]ボタンをクリックすると、Windows クラスタの名前を入力するプロンプトが表示されます。この名前は、解析の開始時に解析ウィンドウに表示されます。名前を入力したら、クラスタで使用する[節点]および[マシン]の数(値)を入力します。解析を開始するコンピュータがリストの先頭に表示され、その後にクラスタ内のその他のコンピュータが表示されます。([節点]に入力した数値と[マシン]リストの数値が一致するのが理想的です。 節点よりも多くのコンピュータを入力した場合、節点数に対応しない残りのコンピュータは解析で使用されません。節点よりもコンピュータが少ない場合、節点の数値が取得されるまで、必要に応じてリストが繰り返し処理されます。解析により[マシン]リストの最低値が取得されます)。

[マシン]リストに入力する名前には、ネットワーク上のコンピュータへのアクセスに使用する名前を指定する必要があります。

(このノード リストは、<ドライブ名>:¥ Documents and Settings¥<ユーザ名>¥Local Settings\Application Data\ALGOR\algor_mpicluster_options.xml に保存されています。このフォルダを表示するには、隠しファイルおよび隠しフォルダの表示が必要になる場合があります。これを行うには、[マイ コンピュータ]で[ツール]、[フォルダ オプション]、[表示]の順に選択し、[すべてのファイルとフォルダを表示する]オプションを有効にします)。

Windows クラスタでの分散コンピューティング

  1. Windows クラスタで分散コンピューティングを使用するには、クラスタ内の各コンピュータに MPICH ソフトウェアをインストールする必要があります。『Autodesk インストールおよびライセンス ガイド』の「Simulation Mechanical の補足情報」で、「Windows への MPICH2 のインストール」ページを参照してください。
  2. Windows クラスタの設定は、ホスト コンピュータ(メイン節点)でのみ行う必要があります。
  3. クラスタ内のすべてのコンピュータに同じバージョンの Autodesk Simulation ソフトウェアをインストールする必要があります。(各節点のバージョンは解析時にチェックされません)。
  4. Autodesk Simulation ソフトウェアは、すべてのコンピュータで同じパスにインストールする必要があります。

クラスタの設定が終了したら、次の手順を実行します。

  1. 通常と同様にモデルを作成します。
  2. [解析パラメータ]ダイアログ ボックスで、ソルバーのタイプを[MUMPS]スパース ソルバーに設定します。
  3. [オプション][解析] [自動解析]チェック ボックスがオフになっていることを確認します。解析を開始して、解析ウィンドウにアクセスします。
  4. [対象のコンピュータ]ドロップダウンからクラスタを選択します。[解析]をクリックして、解析を開始します。