[解析]タブ

コマンドの起動方法: アプリケーション メニュー [オプション] [解析]タブまたは [ツール] [オプション] [アプリケーション オプション] [解析]タブ

[解析]タブには次の領域があります。以下では、各領域の詳細について説明します。

[自動化された作業]領域:

[自動解析]チェック ボックスをオンにすると、[解析実行]コマンドを選択したときに、解析が実行され、結果が結果環境に自動的にロードされます。このチェック ボックスをオフにすると、各ダイアログ ボックスで[解析する]ボタンをクリックする必要があります。また、結果を表示する前にダイアログ ボックスを閉じる必要があります。解析をリモート ホストに転送したり、リスタート解析を実行する場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。

[CAD モデルのメッシュ分割後、メッシュ表示を要求]チェック ボックスをオンにすると、CAD ソリッド モデルのメッシュ作成結果を表示するかどうかを指定するプロンプトが表示されます。このチェック ボックスをオフにすると、プロンプトは表示されません。どちらの場合でも、[メッシュ] [メッシュ] [メッシュ作成結果を表示]を選択すると、メッシュ作成結果をいつでも確認できます。

大半の新規モデルの作成開始時に使用する既定の単位系を変更するには、[既定のモデルの単位]ボタンをクリックします。通常、既定の単位系はユーザがメッシュ作成したモデルにのみ適用されます。ほとんどの CAD モデルの単位系は CAD モデルで決定されています。特定のモデルについて別の単位系を指定する必要がある場合は、モデルの作成時に[新規]ダイアログ ボックスの[既定の単位をオーバーライド]ボタンをクリックして設定できます。単位系の詳細については、「単位系を選択する」を参照してください。

[decoder の警告を表示して解析を継続]チェック ボックスをオンにすると、モデルにジオメトリの警告がある場合でも解析を開始します。警告が発生した場合は、メモ帳ウィンドウに適切なデコーダのログ ファイル(group.ldx または ds.ldd)が表示されます。警告が解析に影響を及ぼすかどうかを確認する必要があります。解析結果に影響を及ぼすほど重大でない警告も一部あります。その場合は、解析を続行しても問題ありません。警告がない場合、このチェック ボックスのオン/オフの状態は効果がありません。

警告が発生したときに、[decoder の警告を表示して解析を継続]チェック ボックスがオフになっている場合、「モデルにはジオメトリの問題によるエラーがあります。これらのエラーを表示しますか?」という内容のメッセージが表示されます。この場合、[はい]または[いいえ]を選択するまで解析は停止します。

エラーが発生した場合は、[decoder の警告を表示して解析を継続]チェック ボックスのオン/オフに関係なく、解析は停止します。

注: デコーダは、要素へのメッシュ ラインの変換、実際の荷重および境界条件への FEA オブジェクトの変換などを行うプロセスです。変換は、[解析] [解析] [モデルをチェック]を選択したとき、および解析のモデルの検証段階で行われます。

非線形応力解析およびメカニカル イベント シミュレーションでは、微小変形理論および大変形理論に基づいた計算を実行できます。 [オプション] [解析]タブの[非線形解析のための既定として大変形を使用]オプションを有効にすると、要素定義を設定するたびに、新しいパーツについて[要素定義]の[解析タイプ]が常に[大変形]に設定されます。(一部の要素タイプの場合、要素定義は自動的に設定されます)。このオプションを無効にすると、要素定義を設定するたびに、[解析タイプ][微小変形]に設定されます。[非線形解析のための既定として大変形を使用]オプションの設定を変更しても、既存のパーツに選択した要素定義の解析タイプは変わりません。

[リモート実行]領域:

[リモート実行]領域では、解析の実行に使用できるリモート コンピュータを設定できます。

注: [リモート実行]は、Autodesk Simulation Mechanical 360 には適用されません。360 製品の[オプション]ダイアログ ボックスの[解析]タブには、[リモート実行]領域は表示されません。

次の設定は、コンピュータおよびユーザに固有です。Autodesk Simulation がインストールされているコンピュータごとに(理想的にはユーザごとに)、リモート実行の設定を個別に行う必要があります。

リモートでの解析に使用するコンピュータを設定するには、[リモート実行を設定]ボタンをクリックします。モデルがリモート コンピュータに転送され、すべての処理がリモート コンピュータで行われます。その間、ホスト コンピュータは(結果の監視を除き)空き状態になります。リモート実行は、解析を 1 台の Windows コンピュータ、1 台の Linux コンピュータ、または Linux クラスタ(分散コンピューティング環境)に転送する場合に使用します。[リモート実行を設定]ボタンの下には、解析をリモート コンピュータに転送するために設定する必要がある項目が 2 つあります(詳細については、次のページを参照してください)。

[リモート実行プログラム]タブ

リモート ホスト タブ

Windows 分散コンピューティング環境で使用するコンピュータを設定するには、[ウィンドウズ MPI クラスタを設定]をクリックします。リモート実行との違いは、ホスト コンピュータが解析で使用され、クラスタ内の他のコンピュータが解析を補助する点にあります。Windows クラスタの設定については、次の「Windows クラスタの設定」を参照してください。