この Drucker-Prager 材料モデルは、2D、ブリック、4 面体要素で使用できます。このモデルは、降伏関数が異なることが想定される点以外は、弾性/塑性材料モデルに似ています。基本的に、この材料モデルでは、体積ひづみによって降伏関数が変化することが想定されます。こうした変化は、コンクリートや石などの顆粒状の材料で発生します。Drucker-Prager 材料特性のリストを次に示します。これらの特性に加え、いくつかの等方性材料特性を定義する必要がある場合があります。
[粘着力]
この特性は、2D 要素で必須です。[土質力学係数]オプションを使用してデータを定義する場合は、ブリック要素および 4 面体要素でも必須になります。降伏関数を定義するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[摩擦角]
この特性は、2D 要素で必須です。[土質力学係数]オプションを使用してデータを定義する場合は、ブリック要素および 4 面体要素でも必須になります。降伏関数を定義するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[アルファ]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。[モデル定数]オプションを使用してデータを定義する場合は、ブリック要素および 4 面体要素でも必須になります。降伏関数を定義するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
ベータ
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。[モデル定数]オプションを使用してデータを定義する場合は、ブリック要素および 4 面体要素でも必須になります。降伏関数を定義するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[引張り遮断係数]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。この特性は、解析で考慮する引張り遮断を選択している場合に降伏関数の引張り遮断を決定するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[残留剛性因子]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。この特性は、解析で考慮する引張り遮断を選択している場合に降伏関数の引張り遮断を決定するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[最初のキャップ硬化定数]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。この特性は、解析で考慮するキャップ硬化を選択している場合に降伏関数のキャップ硬化を決定するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[2 番目のキャップ硬化則の定数]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。この特性は、解析で考慮するキャップ硬化を選択している場合に降伏関数のキャップ硬化を決定するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。
[初期のキャップ位置]
この特性は、ブリック要素および 4 面体要素に適用できます。この特性は、解析で考慮するキャップ硬化を選択している場合に降伏関数のキャップ硬化を決定するために使用します。詳細については、「3D Drucker-Prager 材料モデルの理論的説明」を参照してください。