温度依存材料特性

すべての熱要素タイプは、温度依存材料のプロパティをサポートしています。このタイプの材料を選択する場合は、すべての等方性材料のプロパティまたは直交異方性材料のプロパティを、複数の温度に対して表形式で定義してください。[行を追加]ボタンを押すことによって、テーブルの末尾に行を追加できます。 テーブルから行を削除するには、行を選択し、 [行を削除]ボタンを押してください。温度の値は、昇順に入力する必要があります。[ソート]ボタンを押すと、温度値の大きさに従ってデータをソートすることができます。

温度値は、モデルで使用される温度の範囲をカバーしていなければなりません。

[インポート]ボタンを使用して、材料特性を csv ファイルからインポートすることもできます。 csv ファイル内のデータは、適切な列数に書式設定されている必要があります。プロパティの順序は、テーブル内の順序と同じでなければなりません。

注: 要素の材料特性は、節点の平均温度の計算値を使用してテーブルが直線的に補間さることとで求められます。材料特性の温度曲線の傾斜が大きい場合や、曲線中で段階的に変化する場合は、微小な時間ステップや微小なメッシュを使用して、要素内の材料特性変化の効果を捕捉する必要があります。
ヒント: カンマ区切り(csv)ファイルの値は、アクティブな表示単位を使用してインポートされます。必要に応じて、データのインポート前に表示単位を変更してください。たとえば、314 という値は、表示単位が華氏のの場合は 314°F としてインポートされ、表示単位が摂氏の場合は 314°C としてインポートされます。

具体的な材料特性の詳細については、「等方性材料特性」または「直交異方性材料特性」を参照してください。