ディスプレイスメントと高さ(法線バンプ)のマッピングに対するコントロールが含まれています。
インタフェース

[ディスプレイスメント(グローバル設定)](Displacement (Global Settings))領域
- ビュー
- ディスプレイスメントのスペースを定義します。[ビュー](View)にチェックマークを付けると、[エッジの長さ](Edge Length)により長さがピクセルで指定されます。チェックマークを消した場合、[エッジの長さ](Edge Length)はワールド空間単位で指定されます。既定値ではチェックマークが付いています。
- スムージング
- iray レンダラーで高さマップを正しくレンダリングするには、チェックマークをはずします。高さマップは法線マッピングによって生成されます。
シーン内で高さマップだけを使用している場合は、このオプションを選択しないでください。シーン内に高さマップを使用するオブジェクトと標準ディスプレイスメントを使用するオブジェクトがある場合は、オブジェクト単位でスムージングを適用してください。
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合は、iray レンダラーは単純に補間された法線を使用して、ジオメトリをよりよい見た目にするためのスムージング処理を行いします。しかし、その結果は、高さマップ ディスプレイスメントには使用できません。ジオメトリに影響するスムージングは高さマップと互換性がないためです。
- エッジの長さ
- サブディビジョンによる最短のエッジの長さを定義します。iray レンダラーは、このサイズに達するとエッジの細分化を停止します。既定値は 2.0 ピクセルです。
- [最大ディスプレイス]
- ディスプレイスメントの際に頂点に指定できる最大オフセットをワールド単位でコントロールします。この値はオブジェクトのバウンディング ボックスに影響します。既定値は 0.508m です。
ヒント: ディスプレイスされたジオメトリが「切り取られた」ように表示される場合は、[最大ディスプレイス](Maximum Displace)の値を上げてみてください。
- [最大サブディビジョン]
- iray レンダラーがディスプレイスメントのために、個々の元のメッシュの三角形を再帰的に再分割できる範囲を制御します。サブディビジョンの再帰 1 回につき、単一の面を 4 つのより小さな面に分割できます。ドロップダウン リスト ボックスから値を選択します。範囲は 4 ~ 64K (65,536)です。既定値は 16K (16,384)です。
たとえば、既定値を使用すると、iray レンダラーはディスプレイスする各メッシュの三角形を 16,384 個の小さい三角形に再分割できます。